読んだ本メモ

ほとんど何も見たり読んだしてないような気もしますが。図書館に借りた本の履歴が欲しいよ片っ端から忘れちゃう

 

『暴政:20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン』ティモシー・スナイダー

2017年の本ですが、元はwebで発表されたものだったかな。些細なことであまりにもノーマルな日常に見える、既に存在したことがある転がり落ちた歴史の転換点を20個。パンフレットとして明確に読者を想定して書かれたものなので、こういうの時々読むといいよなって思います。新しい本だけど啓蒙って態度がすごく古式ゆかしい印刷物。

 

『赤ちゃんをわが子として育てる方を求む』石井光太

秘密裏に出産させて不妊治療の夫婦に渡していた事件が発端で特別養子縁組制度がって事実自体はwebで読んで知ってたけど、そのドキュメンタリー本。医師会だったり片親許されない地域事情や時代背景、そして医師自身の家族と人生、読み物に仕上げるバランス取捨がとても巧い。

戦うという手段をとることの恐ろしさ、最初は違法で、有能な戦士が闘うわけでもない、間違うし、自分はどんどん傷ついていく。闘った人の記録。

 

『北緯四十二度線』ドス・パソス

手軽に読みたかったのに、 オッソロシイ時代がかったデカい世界全集の横四段組活版とかいう、老眼始まった目にやさしくない造本で読みましたので、大分適当に読んでしまった。

 

『短編礼賛 忘れかけた名品』アンソロジー

昭和の古い作家の短編集。キレ味とかエンタメとかではなく、短い文芸作品の味わい。知らない古い作家ばかりでした。短さが狭小で深さにつながったり、断ち切る解放感や断片の美しさで短編っていいよなっていう。いろんなタイプ読めて面白かった。

 

『天使が見たもの』阿部昭

 この作家が読みたくて↑の短編アンソロジー本借りたんでした。少年を書いたものを集めたもの。少年と父と父を見る私と私の子と、どれも私であり私でない。自在に生々しく再現されるけれど、自我の境界は硬いように思う。よく高校の教科書に掲載されていた作家だそうで、文章が巧いっていう巧みさ。男の子の自意識を書くのが自分含めて巧いので、今自分の子がいる状態で読んでよかったなぁと思いました。

 

年始に燃えよ剣読んだ後、新撰組にドはまりしてました。何読んでたかってエンタメ読んでたわ。すごいねみんなこれ高校生とかで読んでたんでしょ。青春!!

出てくる人間が年下のうちに読みたかったなぁと思いつつ、戦前、戦後、平成のサラリーマン事情みたいなもんを読んでたような気もします。

新撰組始末記』『新撰組物語』『新撰組異聞』子母澤三部作

燃えよ剣』『新撰組血風録』司馬遼太郎 

壬生義士伝』『輪違屋糸里』『一刀斎夢録』浅田次郎

+『人魚ノ肉』が面白かったってのあるんだけど、これが初手だったせいでキャラ付けが微妙におかしくなってしまった。

 

映画観に行きたいです