2011-06-05から1日間の記事一覧

『ディアハンター』

あの底抜けに明るい前半と、不条理な死っていうカタルシスが、ホラー映画と同じよな様式美。ベトナム戦争の映画なんで、当時のアメリカンの顔っていうか、風俗が魅力的な画面なのと、不条理な死の演出が超盛り上がる映画でした。

『サマーウォーズ』

よくできてる。絵の動かし方は好きじゃないかもですが、日本の漫画っぽい冊子をアニメにしたらこれが正答だろうなっていう。 で、昔のアニメみたいな、親への屈折とかマイナー志向ががなくて、メインストリームを表現するのはアニメになったんだなぁと思いま…

『エイリアン2』

面白すぎてびっくりよ。私が生まれた頃の映画で、最初から全部見たことは無かったので、びびりました。広大な廃墟感とか最近の映画だとないような雰囲気で、やたら怖い。けど、何より怖いのが人間関係さ! すごく小さい頃に夜中に両親が見てた金曜ロードショ…

『グールド魚類画帖』リチャード・フラナガン

美しい挿絵と、フィクションノンフィクションが混ざり合った、オーストラリアを物語ろうという試みの小説。あらすじは書けんです。オーストラリア小説って、あんま読んだことないんですが島国+アメリカっぽく歴史の薄さのコンプレックスとか、枠は見えやす…