2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『コンテナ物語』

ノンフィクション。物流の世界革命。1950年くらいまで輸送費が超高かったとか、高い部分は港でかかってたとか、新技術が労働を奪うときの保障ってどうしたらいいの、とか。なんかSFっぽかったです。

なんかの勉強法の本 

最悪。昔はどうやったら勉強できてたのかさっぱりわからないので手を出したら、なんかさー だめだよこういうの・・・少なくともこの方法で勉強したんじゃないってことはわかりました。違う方法をとるってことで、この本に書いてあるみたいに、これから勉強す…

『思考のレッスン』丸谷才一

あれ・・・雨のドラゴンの人だっけ、とか思ってたらそっちは丸山健二だよバカヤロー 丸しかあってないよ。私が読んだ人の中で、丸が頭文字の人この人だけだったんですかね。 文体論とか取り上げられてたから、なんか昔の本なのかなー とか懐かしい話題っぽく…

『下妻物語』

告白と同じ監督で、そういや名前は知ってるけど見たことなかったので借りてきました。映画っていいねぇ。テレビだとこうはいかないねぇ。DVDメニューがやけに凝ってたりとか、愛すべき映画ってかんじの映画でした。

『時の娘』ロマンティック時間SF傑作選

SFって、SFというジャンルだから何でもありで許されるんだけど、どんなに普通の願望でもその叶え方がドラマチックで鮮やかな様子を見るのがいいんだよなあーと思います。破滅するときも、派手に全宇宙とか巻き込んで破滅するからいいんだよなぁー。というこ…

『インドカレー伝』リジー・コリンガム

インドカレーのことをイギリス人が書いた本。味についての記述以外は、興味深い内容でした。雑学レベルよりも一歩+なかんじの本。唐辛子がアメリカから輸入されるまでなかったとか、(コロンブスアメリカ到達→ガマのインド貿易の順番)、アメリカからの野菜…

『告白』

いやな話だが、よい映画。ジレンマ。でもよい映画。本よりもいい作品だと思う。

戦国自衛隊

なにがなんだかわからないパワーがあってすげぇ映画でした。おっさん二人のキャッキャウフフとか、すごくピュアでした。なんか昭和の人って、人種が違う気がします。何をやってもかなわない気がする。

『メタルギアソリッド ガンズオブザパトリオット』伊藤計劃

ゲームファンによるゲームファンのためのゲーム小説。仕事を超えた愛を感じてしまうけど、ファンはそれがいいんだよ!と言いつつ、実は一回もクリアしたことないゲームなんだけど。小説の体裁は時々危ういけど、面白い小説でした。どうでもいいけど、ライデ…

伊藤計劃『虐殺器官』『ハーモニー』

2冊が対になるようなSF。私はデストピアものが大好きなんだけど、それってつまり、主人公以外のみんなは幸せなので、幸せがあふれてる世界なのさ!あー幸せっていいなー とか思いながら読んで、反逆する主人公によって平和に迫るクライシス、しかし結局平和…

『オルガスマシン』グレッグ・イーガン

エロ本の会社から出てるSF。さすがコアマガジン。男性優位社会になったら、そりゃあみんなエロいことばかりさ!という夢のような話と思いきや、それっていろいろダメだよねみたいな。そこはかとなく何もかもエロいので、そこだけ楽しんでてもいいですが、日…

『境界性人格障害=BPD(ボーダーライン・パーソナリティー・ディスオーダー)―はれものにさわるような毎日をすごしている方々へ』ポールメイソン、ランディクリーガー

そういう人と、そうじゃない人がいるっていう本。そういう人じゃないかなと思って読んだんだけど、かなりそんなかんじで、物のみかた、行動の仕方がまったく違う原理があるんだってことがわかりました。 読むと、共感を得られないような、得られるようなキャ…

『ウーマンズウォッチング』

雑学本。女のヘソの位置って男のヘソよりおなかの高いところにあるんだよみたいな、雑学寄せ集め。しかし、時々ふかしてるくさいので内容が宝島編集並みに信用できない。

『ガープの世界』ジョン・アーヴィング

フェミっぽいとこもあり、そうでもなし。男の半自伝なので、相対化してるフェミなんで、男と女って超フィクションだぜ!とか思うラストでした。 凄絶な暴力と悲惨の本〜とかいう煽りを読んだような気がしてたんだけど、そうじゃなかった。煽りを書いた奴にし…

『眠れない一族』ダニエル・T.マックス

ミステリーでもオカルトでもなく、ジャンルは医学。遺伝性の奇病で死んでいく一族と、狂牛病と、アルツハイマーとかその他たくさんの原因よくわかってない病気について、ダイナミックに説明してくれる本。すごく面白かったです。惜しげもなく力の入ったルポ…

『9』

つぎはぎとか汚れとかなんかフェティッシュなセンスや世界観はカルトっぽくてどきどきしてみたら、なんかごく普通の3Dアニメーション映画ってな体裁になってました。えええー この絵面でそりゃないよー。なので、廃墟映像が見たい人にオススメ。

『ドクターパルナサスの鏡』

徹頭徹尾、物語であることに徹してて、何かを描くためのテーマがあるんじゃなくて、物を語る技法そのもののためにテーマがあって映画があるようなかんじ。そういうわけで快楽係数が高いです。いい男がたくさん出てくるんだけど、あんま俳優さん知らないから…

『トロン』

むかーしのトロン。とっても未来的だけど、つつつつまんねぇー とビックリするほどつまらない。意味不明な小芝居で時間をつぶすのはどうにかしてほしい。全体的に悪いから、特に悪いところがよくわかるという稀有な映画かも。

『ミルク』

ゲイの議員の映画。政治と理想と個人的なバランス書いてる映画で、面白かったです。マイノリティーであることっていうのは、正義でも悪でもなく、ただそういう立ち位置で、なんかマイノリティーさ故のあくどさを感じるようなとこもあり、たぶんかなり公平な…

『コララインとボタンの魔女』

キャーキャーしながら見るのが吉。表層が痛さとか汚さのテクスチャで、中身はしっとり邪悪で気持ち悪くて、コアのとこはキュートで大変良いです。

読んだ本と一言感想

メモ帳に、↑と書いたメモと「『」と空白だけが残ってて、ガッデム。えー 読んだ本とかメモしとこうよー 最近、文章を書くのも絵を描くのも、驚くほど時間がかかる。はやい、荒い、多い、のスタイルで25年くらいやってきたのに、遅い、荒い、出来上がらない …

『アラン島』JMシング

紀行文。旅をしている著者っていうスタイルはみんな紀行文になるんだろうかとか、そんなことはどうでもよくて、つまり日常からエクソダスした行き先は、リアルと地続きでも旅行フィルターで楽園気味。著者から見ても島がエキゾチックなんだけど、昔の浪漫な…