2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『日本残酷物語 1 貧しき人々』

自分の仕事が辛くなってくると、この手の本読みたくなるのでした。 出版された時代と合わせて、テキストを読んでねっていうあとがき付の復刻の文庫。宮本常一筆頭に、何人かで書いてる+編集者の大幅な編纂ってことですごく恣意的な読み物ではありますが、エ…

『スワヒリ語のしくみ』竹村景子

いろいろと違いすぎて最早SF。こういうしくみで、認識して思考してる人間がいるんですね、不思議ですね。今年一番マンゴーという言葉を読んだ気がします。 果物とか、細くて長いものとか、そんなかんじで名詞にグループがあって、女性名詞とか男性名詞みたい…

『悪魔の薔薇』タニス・リー

叢書のラインナップだけども、たぶんタニス・リーっぽいんだろうなー と思って読むの後回しにしてたら、やっぱりタニスリー。けど、耽美ホモじゃなかった。タニス・リー読みたい人はどうぞ。

一年をふりかえってかわいいもの

かわいいものにうつつを抜かした一年でした。主にグーグル先生の画像検索の。 トラツリアブ フクラガエル シマエナガ アオミオカタニシ メンダコ マヌル猫 フォークマニス社のパペット 梅堯臣の蚯蚓と猫祭の漢詩 中国獅子舞 北と南があるけど、下の伝説にあ…

『平ら山をこえて』『ふたりジャネット』テリー・ビッスン

オモシローイ巧ーい。短編+南部っぽい語りで、アメリカの児童文学とか短編文学とか、そんなテイストのSF。すいすい読める巧さがあって、しかも鬱じゃない。けど暗い話は、底抜けに暗いので、SFっていうジャンル小説だよなぁと思います。絶望と鬱がエンタメ…