2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『白夜』東野圭吾

初めての東野圭吾。ミステリ久しぶりに読みました。ミステリって見た目厚いけど、あっという間に終わるもんでした。 最初にあったことだけが謎のままで、不可解な事件たちが積み重なる男女二人の人生の軌道、その一番最後に最初の謎が明かされるっていう構成…

『文芸時評―現状と本当は恐いその歴史』吉岡英一

戦前までしか知らないんで、物理的に半分だけ読めた人の感想なんですが。 文学の価値判断を巡る話なんだけど、この本自体が、文壇内の内輪で消費されることが目的でした。矛盾という言葉が思い出されるのでした。 どーでもいいんですが、この手の本で変な改…

『歳月』司馬遼太郎

江藤新平の一生。初めての司馬遼太郎でした。明治維新のこと全然興味なかったんで、よく知らなかったけど、維新の人ってほっとんど殺されてるのな。 そして、皆、すごく若い。若い男。情熱ゆえの輝かしい成功や、愚かなあやまち、油断、破滅、面白いわー江藤…