2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『たんぽぽ娘』ロバート・F・ヤング 伊藤典夫 訳

幸せになるためのSFの手段。ボーイミーツガール物が素晴らしいって、訳者あとがきにあるけど、ボーイがガールが愛を達成した先には対立する悪とか罠とかなくて幸せになりましためでたしめでたし。考察するようなSFじゃなくて、こういう気軽なほちょっとした…

ナイル殺人事件

エジプト行った後に見るという倒錯。(つらい)エジプトがフラッシュバックするほどエジプトでした。あんまりミステリに興味が持てなくて、それこそエジプト旅行行ったときに「エッ見てないの?あのホテルが有名な〜」みたいなファルーカ下りしてたとか、そ…

ラビリンス

子供のとき以来20年ぶりくらいに見ました。多分金曜ロードショーとかで断片的に見て結末も知らなかったと思うんだけど、所々覚えてるシーンがあって、すごい衝撃的だったんだなーと思います。口紅のシーンはよく覚えてた。字幕で見てるときはそうでもなかっ…

『ソラル』アルベール・コーエン 紋田廣子訳

いつも読んでる本と同系列かと思ってたら、全然違うジャンルの小説でした。ヨーロッパの小説って(とても大雑把)古典しか読んだことないけど、いつも読んでるのがアメリカ文学なんだなって思い知りました。恋愛小説で民族の話で個人主義で、幸福について、…

『歌の翼に』トマス・M・ディッシュ 友枝康子訳

サンリオSFで有名なやつってことで、なんとなくタイトルだけ覚えてたので国書刊行会の新装版を読みました。 ロリータ読んだ後のタイミングで、あとがきで若島 正の名前を見るとは。逃れられないってかここ数年読んだ本で驚くほど逃れられずにしょっちゅう出…