2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『ムジカ・マキーナ』高野 史緒

音楽SF。革命吹き荒れる欧州の、ウィーンで音楽が快感になる麻薬が流行って阿鼻叫喚。 ああ、SF。わりと衒学的でスカスカな気がするんですが、馴染みのない音楽用語がたっぷり使われているので、ごまかされてしまって楽しめました。確かに、これは、音楽エン…

『レディホーク』ジョーン・D・ヴィンジ/野田昌弘訳

これもー時代を感じました。悪い意味で。なんか適当です。 映画はB級で好きでした。ドラゴンハートのノベライズはよかったなぁ。そんなもんです。 なんだか今日はドラゴンハートづいてる日でした。久しぶりにDVD見ようかな。

『記憶の書』ジェフリー・フォード

シリーズ1冊目の『白い果実』がすばらしいです。素晴らしすぎた。これはハリウッド映画の二作目みたいなことに。例えばドラゴン・ハートの続編みたいなことに。(1はとてもすごいCG声優がショーンコネリーとか。続編はテレビ映画?になっちゃったしょぼし…

1750字/1時間

これが・・・今の私の限界だッ 小説とかじゃなくて、文章気にしなくていい評論スタイルで、書くこと決まってて、資料用意済みで、このスピード。1時間に4枚・・・1万文字くらい、4時間で1万文字余裕かと思ってましたが、明らかに、あと2000文字足りないまま…

『戦後少女マンガ史』米沢 嘉博

厚いんで、大変だーと思ってたんですが、すごく面白くてあっという間に読み終わりました。これが、評論か。圧倒的な資料の物量と、考察の的確さ。いろんなことに言及してるのに、ダベリが少なくてすごい。だからこのサイズで収まってるんですね。 少女マンガ…

合唱の流浪の民

流浪の民を何年かぶりに聞いたら、歌詞の文語がすんなり理解できて、びっくりしました。 うわー変な言葉なのに、わかるよー。ホンヤクコンニャク食べたみたい。 歌う機会なかったんですが、やっぱいい歌ですね。 動画投稿サイトって、すげーです。時間の概念…

 『結晶世界』J・G・バラード

「ほとんど純文学」という評判。 らい病院に勤める主人公が、ある理由で病院を去った女医を追い僻地へ。現地では何故か厳戒態勢がしかれていて、植物の伝染病とも、物理学者が調査に来ているとも・・・。 らい病者特有の外見に表れる症状と、美しく結晶化し…

『琥珀のひとみ』ジョーン・D・ヴィンジ

表題の「琥珀のひとみ」は1974年のヒューゴー短編賞。 短編集です。どれも全く違うアイデアなのに、繊細な感情に満ちていて、気まずいオチになる雰囲気がよく似てます。ハッピーエンドという言葉の空しさを噛み締める終りばかりさー切ない切ないという感想ば…

最近の携帯ってすごい

携帯で聞く音楽といったら着メロみたいな音をイメージしてましたが、今の携帯ってパソコンから曲転送してMP3プレイヤーみたいに使えるものなんですね。 億劫で転送諸々の設定をしていませんでしたが、休日半日つかってやってみたら想像してたより音質がとて…

ショーン・オブ・ザ・デッド★ビデオ会行き決定

ゾンビ映画のパロディ。が、だが、イギリス人なんだ!イギリス!失業してたり、茶飲んだり、パブ大好きで彼女にふられそうなイギリス市民なんだ!笑うぞーって意気込んでて、いつかレンタルしようと思い詰めた末で期待ふくらみすぎでしたが、期待以上でした…

『雪の女王』ジョーン・D・ヴィンジ

SF大会で見たマイケル・ウィランの表紙が超美しいイラストで、中身も読みたくなりました。20年前くらいのヒューゴー賞とった、アンデルセン童話をモチーフにしたSF「雪の女王」。The Snow Queen作者: Joan D. Vinge出版社/メーカー: Grand Central Publishin…

シルバー仮面

森鴎外がアクション!森鴎外が最強!森鴎外カッコイイ! が見所。シルバー仮面という昔の特撮のリメイク。舞台は大正、森鴎外と舞姫エリスの娘が、超自然パウアーのヴァルキューレの銀色甲冑に身を包んで世界を守り、帝国軍人との淡いロマンスに、カリガリ博…

パフューム

たーしか、ちょっと前に翻訳が出てて、アラスジが面白そうだったけど、読んでなかったのでお手軽に映画で済まそうと思いました。あとちょっとエロそうだった。だがっ、しかしっ、とても愉快な気分になってしまいました。笑ってるどころじゃない話なんだけど…

ハドソンホーク

きっと、ブルースブラザーズとか、スティングとか様式美極まった凝ったシナリオの、お約束満載の映画らしい映画をやりたかったんだろーなーと。きっと作った人は、なんでダメになったのか意味不明だと思います。観てるほうも何がダメなのか、ダメ過ぎて原因…