2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

生頼範義展

行ってきました。すごいよこれ。数が多いよ。しかも絵がデカイのから小さいのまで、超リッチよ。生涯3千点以上も商業作品遺した方で、加えてオリジナルの大作も誰に発注されるでもなく書き続けたという… 私ハイペリオンの表紙絵が単行本も文庫も大大好きなん…

『アート オブ JC ライエンデッカー』

1920年代、アメリカの黄金時代のイラストレーター。 ニューイヤーベイビーとか、赤と白のサンタクロースとかフラッパーの絵とか、とにかくアメリカ。 複製しやすい絵を描くこと、誤解なくイメージを届けること、とか、自分の功績についてイラストレーターで…

『日本の名随筆 祈』石牟礼道子編

公害の認識が始まって、戦争も過去ではない、そんな1970年ころの文章を石牟礼道子が「祈り」をテーマに編んだっていう興味深い本でした。昭和の祈り。 軽〜いネアカなエッセイから、祈りが現われた物について民俗学的な観点や、戦争、故人への祈り、自分のキ…

Tears & flowアレンジ3曲リリースの今年は2018年!

Tears & flowが宇宙一カッコいいゲーム音楽なのはこの大宇宙の真理なんですけど、1998年のリリースから20年経たこの2018年に、なんとアレンジが3曲もCDリリースされました。 しかも企画盤一つに3アレンジ入ってるとかいうわけわかんなさで、嬉しすぎてちょっ…

JAPAN Game Music Festival II:Re 2018/1/13(土)1日目 

第一回(レポ)がとってもとっても素晴らしいイベントだったものの、2回目が突然に謎の中止となって早5年… 5年ぶりの2回目開催。世の中こんなことあるなんて。 2017年夏から告知されていたのを全く知らず、ZUNTATAのライブ告知されたタイミングでチケット買…

『われらの子ども:米国における機会格差の拡大』ロバート・D・パットナム, 柴内 康文

アメリカのとある町の著者が子どもだった時の友達の人生と、今その町に住んでいる子どもの人生、豊富な事例の人生見本市で、町の姿の変遷と、時代、そこで生きる人生っていう下世話な興味も満たされながらの、膨大なデータで雄弁に時代を説明してくれる。 俯…

『とある魔術の電脳戦機(とあるまじゅつのバーチャロン)』鎌池和馬

本カテゴリにするか、ゲームカテゴリにするか結構迷うラノベ。 ビデオゲームを描いた小説が硬軟問わず大好きで結構読んでるんですけど、その中でも経緯が特殊かつ、丁寧に作られた良作と思います。・『とある魔術の〜:アニメ化した大ヒットラノベ 2004年〜…

『という思想 』 原武史

ハーンの出雲つながりで、新年なんでめでたそうなやつを。 出雲の話って、知ってるようで知らない伊勢と天皇をトップにしたメジャー神道がいかに成立したかという裏面でもあって、結構いろんなことが明治発。誰が作ったか個人名まで特定できちゃう。出雲につ…

『心: 個人完訳 小泉八雲コレクション』小泉 八雲, 平川 祐弘

新年最初はいい本が読みたい・・・。 とてもセンチメンタルな童話のような読み物と、ハーンの東洋文化論が一冊に『心』と題されて刊行されたもの。岩波文庫で読んだことあるんだけど、娯楽に近いような領域で読み返したい気持ちある。あの感情の揺れ動きをも…