Tears & flowが宇宙一カッコいいゲーム音楽なのはこの大宇宙の真理なんですけど、1998年のリリースから20年経たこの2018年に、なんとアレンジが3曲もCDリリースされました。
しかも企画盤一つに3アレンジ入ってるとかいうわけわかんなさで、嬉しすぎてちょっとよくわかんないよサイキックフォース2012(1998リリース)がまさかのアーケード配信タイトルになったりの記念イヤー2012年でもないのになんでなんでというと
来週金曜日(12/8)20時放送「月刊ZUNTATA NIGHT 12月号」ゲストにCOSIOさん、なかやまらいでんさんをお迎えして12/21リリースのZUNTATA30周年アルバムについて語ります。MEGARAGEでやりますのでぜひ寄ってって! https://t.co/YPMCDtpSea
— ZUNTATA インベーダー展開催中 (@taito_zuntata) 2017年11月29日
COSIO氏曰くの「(ノンストップMIXにライブ録音に30周年ライブ用アレンジに)気が付いたら3回も入ってしまった」という狙って3回も入れたワケではないようで、不作為とか不注意と偶然の神よありがとう。
[Disc1] ZUNTATA NIGHT 2017 13.Tears & flow [サイキックフォース2012] /COSIO
COOOL…COOOOL…
ノンストップMIXラストに向けてシ・メールなどメロウな曲直前の、最後の山に配置。抑制ききつつシリアスなアルペジオがCoooool……
[Disc4]L'ab-normal Limited 4 34.サイキックフォース2012 (ライブ音源) Tears & flow (JAPAN GAME MUSIC FESTIVAL 2013) /COSIO
ライブ演奏版。2012年のゲームショウのグルコスステージでやったやつと同じ系統で、イマドキっぽいアレンジ。ファンキー感じるギターがクサみを軽減してオシャレ。
[Disc4]L'ab-normal Limited 4 38.サイキックフォース/サイキックフォース2012 (ライブ用新アレンジ)サイキックフォースメドレー (NEW LIVE ARRANGE VER. for JAPAN GAME MUSIC FESTIVAL II:Re)※先行収録
/MASAKI
サイキックフォース3曲メドレーのラスト。ライブ用ということで派手にメロディックにもうこれ以上ないくらい盛り上がってくれます。ダッダッダーーーンの溜めも最大破壊力。
で、
この曲を30周年ライブでDr.Hagy氏のキーボード演奏で、ドーンとした音圧でやったもんで、2018年始まったばっかだけどクライマックスもう悔いはないかんじです。
この後キーボードが壊れて次のOGR氏で機材トラぶってライブ1組目からまさかのおかわり演奏になったのも、もはやおいしい。ダッダッダーン…(余韻)、ダッダッダーン(余韻)たくさん叩いたもんねえ…
20年前いや、10年前でもZUNTATAのナンバーの中では「異端」の文字で紹介されていたのがサイキックフォースの楽曲群。
ゲームにも楽曲にも熱狂的なファンがいるも、サイキックフォースというゲームのファンと、他のSTG群とはちょっと違う雰囲気ありました。正直申し訳なさがあった。
今回のメドレーアレンジについてもらいでんさんが「わかりやすい、いかにもな…w」とご紹介のとおり、そのクサさ、そのあまりにもド直球で、硬派と無機質の極みで難解みたいなイメージのZUNTATA的カッコよさとは対極で、その…わかりやすくてごめんなさいーキャラがアニメでごめんなさいー感あったんですよ。謎の。好きだというだけで謎の申し訳なさがあった。若かったから!若さのせいだよ!
それが今や、30周年記念CDにウッカリ3回入っちゃうんですよ。大人気ですよ。みんな、実は好きだったんだな!!!!硬派ぶってるお年頃じゃないんですよ30周年、もはやTears & flowも20周年で伝統定番曲。10年前と20年前に差はあっても、20年前と30年前になるともうどうでもいいかんじになる!なった!
ちょうど私がZUNTATAにハマった15年前の2000年代初頭とは、ゲーム音楽業界全体でライブ活動が低調で、タイトーがスクエニに身売りしてZUNTATAレーベルも過去のものという空気を経て15年の今がこの世の春。
30周年がいかにヤバイかを30代にわかり易く書くと、1992年の時点でビートルズ30周年、クイーンなんか2003年で30周年、。ヤバすぎるにもほどがある。
丸くなるにはこの年を経ることが必要だったんだな…王道とかハッピーエンドとか受容できるようになったんだなって思います。
とにもかくにも2018年にまさかの新アレンジ3曲です。2012年から6年も経ってるのに!
ゲーム音楽の楽しみって、各媒体への移植によるアレンジのバリエーションなんかのコレクターっぽい楽しみもあるんですが、3曲ともゲームに提供されるわけではない楽曲であり、元メンバーの曲を現サウンドチームメンバーがアレンジという、アーティストにスポット当たったアレンジと思います。というか、ファンがそれを望んでいるっていう、ファン向け100%アレンジ。すごいよねえ。とにもかくにもめでたいのですが、このCD一般流通していません。amazonとゲームの通販サイトのみ、予約でほぼ売り切れたマニアしか手に入れられないブツです。それも含めて今の時代感覚なんだなあと思います。