JAPAN Game Music Festival 2013 6/29

ゲーム音楽のミュージックフェス8月にやるってきいたんで、検索したらこっちも出てきたんで行きました。なんで知らなかったんだろうってくらい、でっかいゲーム音楽イベントでした。
私は昨日の5時間で疲れ果てたので今日はお休み。フェスって言葉通り長丁場なんで体力のないオタクとおっさんはがんばろう。1Fオールスタンディングだったので、体力持ちそうになく席がある2Fを申し込んだら1Fもイス用意してありました。あらら。でも、演奏中は立ちあがるし、やっぱ2Fでよかったです・・・そんなゆるいかんじで参加。会場はもう一生縁が無さそうなZEPP東京。音がすごくよくていい所でした。

んで、8月のやつは懐ゲーオンリー。出演者は当時のゲームフェスそのままで非常に魅力的だけどサブカルチャーイベントの決定版!とかなんだか宣伝まで90年代仕様なんで、90年代のアニメ系イベントのちょっと気まずいかんじまで再現・・・ッ!
あと、8/2に空いてた枠に当時のバンドが用意できなかったあたり、危なっかしい・・・8/3チケットでよかったです。

こっち6月のJGMFのほうは今風で鉄板過ぎて何の心配もできないくらい快適なマニア仕様でした。客層がPRESS STARTともまた違ってて、見るからにゲーマー濃度の高い人々でしたが廃人っぽい人々ではなかったです。ふしぎ。まぁ平均年齢をZUNTATAあたりで爆上げしてるのでみんなそれなりにイイ大人なのだ・・・なんていうかイオンかジャスコで会いそうなかんじというか。
任天堂ファンを除くいい年したゲーマーの人たちが1000人以上集まるってすごいよねぇ。この手のライブだと、漏れなく微妙な声優とかアイドルの歌がついてくるもんだと思ってましたが、演奏がうまくて歌もうまくて当然っていう音楽重視のイベントで本当よかったです。

セットリストはどこかにありそうなので、簡単に。

タイトーのバンド。
http://youtu.be/jeS_R56Fzq4?t=5m37s
ZUNTATAの音楽っていったら↑みたいなゲームならではの空気というか、比類のなさにめろめろです。3画面+ボディソニック付き筐体で、今となってはものすごくグラフィカルな絵といい、ちょっとインタラクティブアートの域。
フル編成で来るっていうのが決め手でチケットとったくらい楽しみにしていました。聞きなれた曲がまんまじゃなくて、生演奏で聞けて楽しいアレンジになっててすごくよかったです。
DADDY MULKはよかったねぇ〜 生きてるうちに生で聞く日が来るとは。
あと、女性ボーカルがステージ映えする上に、カワイイ声から神秘的な歌まで幅広くて素晴らしい歌声でした。後から思ったけど、せっかくカワイイ人呼んだんでインベーダーガールやってほしかったです。

ファルコムのバンド。
古いほうは「JDKバンド」で、新しく結成したこっちは小文字でjdk。全員プロ+そのうちお二人はファルコム大好きだそうです。予算なのか予算なのかびみょ〜なプロがゲーム音楽やることでそのゲーム音楽が好きなファンと、微妙〜な壁がある場に何度もいたことあったけど、これはそのへんまで完璧なプロでした。プロってすごい。すごく盛り上がるバンドなので、シリーズファンじゃなくてもただゲーム音楽好きってレベルでも一回行ってみたいです。
「TO MAKE THE END BATTLE」を、最高にうまいバンド演奏とキレキレのステージパフォーマンスで聴けるこの幸せ。
http://youtu.be/pCqRo1elMzQ?t=31s

ペルソナ3の音楽で歌ってる二人。
http://youtu.be/YCzEyigz3GE
女神転生といえばセンスの塊みたいなカッコイイ系ですが、ペルソナは超オシャレ。いまだにオシャレだと思ってしまう。
知らなかったけど、ペルソナはサントラ5万枚とか売り上げてる化物みたいなタイトルだったんですね。
ラップと女性ボーカル+ダンサーの構成で、あれ小編成?と思ったけど、盛り上がるステージをされる二人で、もともとの楽曲のオシャレさとボーカル入りのライブ感とあいまっていいステージでした。

  • TEKARU

いろんなゲームに楽曲提供してるコンポーザー会社のバンド。
アクションとかSTGみたいな古くからのゲームじゃなくて、新しいゲーム性に挑戦するような若干通好みのゲームが多いなので知名度はあんまりないんじゃないでしょうか。私もタイトルだけで中身をまったく知らないどころかタイトルさえ知らないゲームばかり。でも、面白そうなんだよなぁ。
生で見るまではイケ好かない面倒なおっさんだと思ってましたが、印象どおり面倒だけど、すごく面白かったし楽しい雰囲気でした。本当、生で見ないとわからないもんですね。
http://www.youtube.com/watch?v=fteF7ZgjTaw
ステージを、明和電気とかみたいなちょいサブカル寄りノリでやってくれて、客もついてくもんで、そのあたりの機微も素人芸でなく、立派にステージでした。ジャージを着たおっさんと君もいっしょに体操するんだ!
演奏は当然のように巧い。今日はキャッチーな曲で媚を売ってたそうですが、いつもは難解系プログレだそうでこれまた、それっぽい。

  • Mitsuo Suzuki

FF13-2のコンポーザーさんのクラブプレイ。
クールダウン枠であろうTEKARUまでアッパー系で着てしまったので、ジャスト客層の体力ゆえにここで落ち着いてしまいました。
ごめん。

  • Crush40

ソニックのバンド。
http://youtu.be/3gPBmDptqlQ
爆音と爽快なボーカルで最高に盛り上がったステージでした。
今まで知らなかったけど、素晴らしいバンドですね。ボーカルが海外の人ってことに驚いてましたが、ソニックの曲もやってる本物のハードロックの人なので、まじもんはすごいわ。
ステージで暴れる!そして煽るタイミングもバッチで、盛り上がりました。
映像も、ステージに合わせて切り替わる歌詞+ソニックのスピード感あるゲーム映像で一番凝ってて、ライブパフォーマンスとしてすごい完成度でした。
30分が短い。

  • The Musicolors

イトケンのバンド。=ロマサガのバンド。
最初にセットリストをしゃべってましたが、パズドラ(イトケン曲)に漏れるやわらかい失笑。で、ロマサガっていうとおおっとなるから、ヒット曲をもった大物歌手のジレンマみたいなことになってそうです。
ゲーム音楽のバンドには、曲そのものの思い出で盛り上がることを、期待してしまうようところがあったけど、フェス形式を見たことで、曲知らなくてもステージと演奏の力で盛り上がることを体感してました。
イトケンは思い出比率が高いので、ゲーム音楽のフェスっていうことにふさわしいトリだったかもしれません。


オーケストラコンサートPRESS STARTと団体は違うにせよ、ゲームのタイトルが重なりがけっこうあります。イース、ペルソナ、ロマサガダライアスソニック・・・FFも。
どれも音楽がいいってことで評判のゲームだけども、結構重なるもんだなと。もちろんまったく聞きどころの違うアレンジ、楽曲が違うとはいえ、ゲーム音楽のメジャーって広いようで狭いのか。
PRESS STARTでも、光吉さんでディトナやったことがありましたけど、イベントの種類が増えて住み分けになってきました。MCも上手だし、気恥ずかしくならない程度のオープニング演出とか、いい雰囲気のイベントだったので、続いて欲しいです。