2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アイアンマン3

なんだか大変な人だ・・・物量作戦が豪華な映像ですごいんだけど1が一番好きです。このシリーズだと一番好きなのはキャップのバカ映画なので、ドラマはあんまり興味持てないん。

『ロリータ』ナボコフ 大久保康雄訳

10年くらい前にちらっと読んだらエロ本じゃなかったから積んでて、捨てる前に読んでおくかと思った程度の動機でしたが、すごい面白かったです。下世話な部分が前面になってぐいぐい興味引いてくるんだけど、それ以上に小説読んだ満足感がありました。際物な…

『緑のヴェール』ジェフリー・フォード 貞奴、金原瑞人、谷垣暁美訳

3部作のラスト。あとがきの解説で、「大技、力技・・・」って自分で言うな。読者が真っ先に抱くであろう感想ってか諦念を、あとがきで言われちゃったらさー山尾祐子訳の1作目『白い果実』は訳者の力がすごすぎてたぶん、原書とまるで別の本になってるくらい…

肉球型に雪がとけてる。

『東京千夜』石井光太

取材に伴うエッセイみたいなかんじで、ノンフィクション+なところがあるので、手っ取り早くセンセーショナルなお涙頂戴ならこれ一冊で。悪い意味でなく。 何かの取材のこぼれ話しから当時ハンセン氏病の施設で働く人に新興宗教の人が多かったねとか、そんな…

『動物の値段』白輪 剛史

動物商の人の、動物を買って飼うのにいくらかかるかっていう本。輸入が地下取引だったり、当たり前だけどサイなんかでも空輸なんだよなとか、単純に雑学として面白かったです。ラッコ飼うのがすごく金かかるとか知ってから、水族館行くとちょっと見る目が変…

アンダーグラウンド

最近頭使わないな映画ばかり見ていたので、ちょっと芸術路線のほうがいいんじゃないだろうかと、借りてきたツタヤ名作枠。しかしこれは絵のインパクトが強すぎて頭が回らない。狂ってる、って解釈する前の生のイマジネーションが垂れ流されてるみたいな、す…

網走番外地

もっとこう、血飛沫とかおどろおどろしい陰惨な映画だと思ってたんだけど、カラッと明るいイイ話じゃねぇか!任侠話かとも思ってたけど人情話。 男ってバカだなぁと思うしかない、悪自慢エピソードの確信犯的なちょっとコメディがかった空気とか狙ってやって…

ゼロ・グラビティ

アトラクションみたい。ストーリーいらない、音楽も音響であって、体験することに全てが集中されてるので感想らしい感想が出てこないんだけど、これ2Dで家のテレビで見ても何の意味も無いよね。お金払えば、この年になっても生理的にくるようなビックリする…

マッドマックス2

すげーなこれ。一部の隙も無く修羅の荒野で北斗。

『いっぴきの虫』高峰秀子

著者の方知らなかったけど、ものすごく有名な昔の日本映画の女優なんですね。雑誌連載の松下幸之助とか超著名人へのインタビューなんだけど、聞き手のキャラが濃くてその人と話しをしている有名な人たちの反応が面白い。インタビュー先が超有名人なのでその…

『あやしい来客簿』色川武大

すごく好き。戦前浅草と戦後のドサクサの人間模様についての思い出が、ちょっと投げやりで、衝撃的で、暴露的なんだけど、諦念で静かな筆致でどこまでも行っても底知れない、でも全部じゃなさそうだなぁっていう著者への謎が深まるばかり。泉鏡花賞、ああっ…

『動物のいのち』J.M.クッツェー

「動物の命」の価値判断をめぐる実験小説。実験と呼んでも差し支えはないでしょう。講演+それについての解説なので非常に読みやすいです。その講演が、虚構の作家の虚構の講演っていう小説なので、枠とかメタフィクションが好きな人にもオススメ。 動物はな…

『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』レベッカ・スクルート著、中里 京子訳

面白いノンフィクションでした。すごく一般的な実験用の細胞が、ある一人の黒人女性からとられたものだっていうネタから、著者がその結末まで力を尽くして追いかけるだけじゃなくて、関係者にすごくコミットするタイプのノンフィクションなのだけど、正気、…