『東京千夜』石井光太

取材に伴うエッセイみたいなかんじで、ノンフィクション+なところがあるので、手っ取り早くセンセーショナルなお涙頂戴ならこれ一冊で。悪い意味でなく。
何かの取材のこぼれ話しから当時ハンセン氏病の施設で働く人に新興宗教の人が多かったねとか、そんな掘り下げてもしょうがなさそうなエピソードの積み重ねと、そっから男患者と女看護婦がデキちゃう話とか、読んでて雑学と下種な興味が満たされるところがあるんだけど、でも面白いよねぇ。