2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

マンガ浸り

・『ふたつのスピカ』 やっと読めた。大人しい絵なんで、和み系なのかと思っていたら、ハードでした。人が死ぬ死ぬ。でも、死ぬことを問題にして、ちゃんと書いてるマンガは久々に読みました。・『年上の彼女』 とてもえろいまんが。二人エッチの100倍くらい…

『ユンカースカムヒア』

文部省推薦アニメ映画。 ロリコンは一度は見ておくとよいー、みたいな。物凄く丁寧に子どもが動きます。階段を上るシーンとか必見。 加えて、感情の動き方とかすごく子どもらしい子どもで、丁寧っていう言葉の一言につきます。よくある人間関係なんだけど、…

『千夜一夜物語』手塚治虫

結局アニメラマ(大人向けアニメの造語。今で言うノイタミナみたいなもんでしょうか)3部作全部見たことに。これ、面白いです。すごく。 話がとっても予想外で魅せる魅せる。絵も音楽もいい。バランスがすごくよくて、最後まで面白いです。というか、名前だ…

『須賀敦子全集1』

エッセイ。正直他人の話なんかどうでもいい荒みきっているときに、面白い面白いという評判で読んだのですが、本当に面白い。どうでもいい、他人の勝手な視点なのに、本当に面白い。 女性作家って言ったら、エキセントリック気味なのしか読んでなかったから、…

 双子の黄身

初めて双子の黄身卵にあたりました。あたりだ!2倍だ!お得だ! と思ったら、一つ一つの黄身がちょっと小さめなので、1.5倍くらい。育っても、一つの殻から2羽可愛いヒヨコが出てくるとは到底思えないので、ちょっとホラーな気分でもあるのでした。

プロデューサーズ

うーん。面白かったけど、何度も見たくなるようなミュージカルではなかった。欠点はないけど、偏愛する理由もないというか。ミュージカルを何だと思っているんだ私は。 好きだったところは、メカ鳩達がカタカタするところ。ミュージカル観てて、歌だの踊りだ…

怪 四谷怪談・天主物語・化猫

DVDだと4〜3話入り各一巻で売られてるっぽいのに、レンタルだと2巻+2巻+1巻・・・普段、1枚に6時間近く入ってる特撮ばかり見てるので、随分借りた気がしたんだけど、あっという間でした。当然話が面白いのと映像が綺麗なのと相まって先が見たくてたまらず、…

フォーン・ブース

とってもよくできてるサスペンス映画でした。ぎりぎりウソにならないところを保ちながら、次にどうなるかわからないっていうハラハラする時間でした。全く別の友人2人が2人とも、面白かったーと奨めてただけのことはある。 頭いい人のよくできましたッ!って…

マンガ浸り

マンガに浸りまくってみました。・トライガンを1〜12巻 買ってしまった・・・でも、最終話読んで、よかったかなぁーと思いましたが、今日とか財布に小銭なくて困ったときに、早速後悔しました。もう12巻まで105円でブックオフに並んでるなんてー そんなぁ…

[本』『虎よ!虎よ!』ベスター

やっと全部読みました。巌窟王のアニメにハマってた時に読んでおこうと思ったのに、忘れてました。悪漢が世に栄えたり日和ったり困ったり、面白かったです。最後まで読んで、実験的でびっくりしました。久しぶりにSF読んだなぁーと満足。 そう、SFってツッコ…

『碧玉の杖』レニエ

例によってフランス世紀末。夏目漱石がロンドンにいたときに、ワイルドが詩を書いてるとか、時間の感覚がなかったんで、なんかもう世紀末はすげぇなぁ

『腐爛の華』ユイスマンス

ある日突然、重い病に冒された少女リドヴィナ、運命に嘆き悲しむけど、常軌を逸した苦しみなのに死ぬことがない。それは、他人の罪を肩代わりして苦しみ、救済になるっていう奇蹟が起きたですよーって説得されて、苦しみと同時に、神様信じて精神的な救いも…

『末枯・続末枯・露芝』『春泥・花冷え』久保田万太郎

第一線をとうに退いて、ひたすら淋しいうらぶれてる人々を、29歳の第一線の作家が書いてるって、作者って人類とは別の種族ダヨー。 とんでもなく抒情で寂しい小説でした。しかも、目の見えなくなった落語家、若い時分に放蕩して落ちぶれた旦那とか、未来なく…

『一瞬の風になれ』佐藤多佳子

1冊読んで飽きたなり。バッテr(略 高校生って、こんなんだっけ・・・部活に打ち込んでない、フラフラ遊んでやたら金持ってる中学生しか知らないので、なんとも言えませんが。この前読んだ、風が強く吹いているといい、走るのが流行ってるんでしょうか。天…

『新釈 走れメロス』森見登美彦

流行物にかぶれたくなる4月なのでした。 文系の大学生限定で面白い。だいたい前期のうちに読むような小説をパロディにして、で、大学生を書いてるもんだから、むやみやたらに懐かしくなってしまいました。京都の大学生っていーいーなー軽く、ほろ苦く、まぁ…

『日夏耿之介文集』

がんばって、この2ヶ月くらいで最後まで目を通したことは通したんですが、書かれてることの20%くらいしか、意味わかってないっぽい。もう、地の文からして意味がよくわかんねぇよー、とかいうレベルでした。読めん。この本を楽しく読めるような人ってい…

『風が強く吹いている』三浦しをん

イェーとうとう、しをん小説デビューだー エッセイ読んで、好きって言ったら負けのような気がしてたんで読んでなかったんですが(そんな理由)、箱根駅伝だって言うんで、前から読みたかったのでした。 感想 キレイな男の子たちでした。 期待してたような、…

超難問 セロハンテープの台

生まれて初めてセロハンテープの台を買ったらば、パイロンディスペンサーっていう、名前がついてました。そんな名前あったのか。しかも説明書まで入っていて、それによればいろいろ兄弟機があるみたい。 超難問。白黒写真のせいだけじゃないと思う。 試しに…

カニバリズム小説/『海神丸』野上弥生子

食人が出てくる小説だっていうんで、読みました。私悪趣味。漂流する船の中で一人が死ぬ。食ったのか、殺したのか、生き残った人の証言しかなくて真実といえるものがない。あまりにも日常からかけ離れていることは、すでにもうドラマで、尚且つ、聞いてる人…

『火山灰地』久保栄

働くのが全く嫌に(略前から読んではみたかった戯曲でした。何がすごいって、セリフがものすごい。皆同じ言葉をしゃべってるわけじゃなくて、全く違う境遇の人達が同時に出てくる。キャラの立ち方が尋常でない。リアル。火山灰地の土地改良を研究する農業技…

『志村夏江』『死んだ海』『白夜』村山知義

なんかモダーンな人かと思ってたら、社会主義っぽい演劇の人でした。読んでると、働くのが全く嫌になるぜ・・・なんで働いて金をもらうことがこんなにも辛いことが起きるんだろうー ううー辛いよー辛いよー白夜っていう社会主義者からの転向をする小説に出て…

『海に生くる人々』葉山嘉樹

4月にプロレタリア小説。なぜにどうしてこんなチョイス・・・働く気がなくなるぜ・・・ 搾取されている船員が、ストライキを計画する話でした。以下引用 それじゃ、勝手に下船して行ったらどうだったい。だれが、いつお前に、どうぞ下船しないでくださいと頼…