2007-04-13から1日間の記事一覧

『腐爛の華』ユイスマンス

ある日突然、重い病に冒された少女リドヴィナ、運命に嘆き悲しむけど、常軌を逸した苦しみなのに死ぬことがない。それは、他人の罪を肩代わりして苦しみ、救済になるっていう奇蹟が起きたですよーって説得されて、苦しみと同時に、神様信じて精神的な救いも…

『末枯・続末枯・露芝』『春泥・花冷え』久保田万太郎

第一線をとうに退いて、ひたすら淋しいうらぶれてる人々を、29歳の第一線の作家が書いてるって、作者って人類とは別の種族ダヨー。 とんでもなく抒情で寂しい小説でした。しかも、目の見えなくなった落語家、若い時分に放蕩して落ちぶれた旦那とか、未来なく…

『一瞬の風になれ』佐藤多佳子

1冊読んで飽きたなり。バッテr(略 高校生って、こんなんだっけ・・・部活に打ち込んでない、フラフラ遊んでやたら金持ってる中学生しか知らないので、なんとも言えませんが。この前読んだ、風が強く吹いているといい、走るのが流行ってるんでしょうか。天…