2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『HHhH』ローラン・ビネ  訳高橋 啓

戦争の当事者では無い世代が、戦争について書くにはこれが一つの回答かも。ナチ高官暗殺事件を題材にした本。文中の「コールオブデューティ」(一人称視点で銃撃つ(FPS)ジャンルの超有名なPCゲーム)なんかへの言及から著者若いんだろうなと察したら本当に…

『どこ行くの、パパ?』ジャンルイフルニエ 訳河野真理子

ユーモアって「笑ってもいいよ」っていう態度を示して人とつながることだと思うんです。この本、品位ある質の高いユーモアで作られててすごいの。自分のこどもの重い障がい児二人についての思い出を「さあ笑ってよ」。これね、その人だけの気持ちをわかって…

フリーペーパー

出版社のフリーペーパーが大好きなんだけど、最近本屋に行かないのでもらえなくて寂しいので、そんな私の心に残るフリーペーパーでも羅列して気を紛らわします。・アスペクトのフリーペーパー 『PR誌 アスペクト』 昔本屋でもらってものすごく面白くて、面白…

中原淳一の蝶々夫人

中原淳一の蝶々夫人の絵が好きで、以前ポストカードを持っていたのですが使っちゃいまして、買いなおそうとしたら公式通販ではクリアファイルしか無い。あとはお高いジークレー版画。 ・・・妥協してクリアファイルを飾ろうと、公式通販のジークレー額を参考…

アガサ・クリスティー自伝

分厚いのでなかなか手にとれなかったんだけど、読み始めたらあっという間。子供のときの言葉にならないようなふわふわした印象や気持ちを、上手に表現された文章で読むことが出来るのがすごい。その上、母の気持ちとおばあちゃんの気持ちまで読めるってか、…