2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『戦闘妖精・雪風<改>』神林長平

バージン神林長平。これがー日本SFかー。ハイペリオンでアジア人大好きのアジア人ぽい会話がオシャレなら、日本人の書いた欧米人が欧米っぽい戦闘ジョークを転がすのがオシャレー。そして私は日本人なので、日本人が描いた欧米人が泣いたり笑ったりするSFは…

HOTFUZZ

HOTFUZZが映画館で上映されてるなんて知らなかっただよ! 上映終了間近です。えらい面白い映画だという話だけ聞いてて、スチル見たらショーンオブザデッドの二人で吹いた。監督ももちろん同じ。 夏の夜長に、ショーンオブザデッドはいいホラー。5月は3回も…

『シズコさん』佐野洋子

連載小説で枚数ぎりぎりなんで、削るとか編集とか誰もしなかったっぽいそんな適当な本だけども、↑のグロリアさんが、自分の母を著述した記事読んじゃった後なもんだから、ダブルパンチで生理的な涙が。お母さんと娘というのは、父と息子以上に謎で、謎な、謎…

『プレイボーイクラブ潜入記』グロリア・スタイネム

エロ本じゃないよ。フェミ本だよ。 バニーちゃん発祥のナイトクラブ、プレイボーイクラブに、気鋭のフェミニストがバニーガールとして応募した体験記。アメリカ〜ンなシニカルな鼻につく物言いが気になるけど、そういう目的の記事なのです。60年代です。 新…

クライマーズ・ハイ

一人で見に行く映画は、ハズレなことが多いんだけど、重そうなんで誰も誘わずに、一人で見に行ったこれは面白かったです。こんな重い映画、映画館でもないと見ない。DVDで見ちゃっていたら、引きずって重かったでしょう。 あと、金かかってて、巧い役者がし…

『学問の曲り角』河野与一

なーんで買ったか忘れたけど、たしかに買いました100円とかで。下心とかそのへんだろう。でも、昨年の夢にまで出てくる人名地獄を彷彿とさせる、哲学者の交友録でもあるので、なんとなく誰が誰だかくらいはわかってて、人間こんな適当でもあんまり忘れないも…

『エースをねらえ!』山本鈴美香

おもしろい。へんなとこもあるけど、今まで読んだことない。考え方(スポーツで心身を高める)も、方法(テニス!)も、時代(70年代)も違う話だけど、面白い&納得いかないけど肯定してしまう。 私はわりと、自分に共通点のあったり、もしくは自分とは全く…

バウハウス展 芸大美術館

青春と理想と頭でっかちよもう一度、な意気込みでバウハウス展に行ってきました。 二度と帰らないなつかしの思い出に浸っているような気分になるのはなんでなんだろう・・・ ひとつは、「バウハウス」という学校を広く紹介した展示なもんで、学校という教育…

『銀河ヒッチハイクガイド』ダグラス・アダムス

エンディミオンで宇宙ガイドブックのパロディが出てきたので、そーいやまだ読んでなかったこの銀河ヒッチハイクガイド。イギリス!以外言葉がないほどに、イギリスのギャグでした。でも、エンディミオンの後に読むと、同じように地球滅亡、時間とは〜人類と…

『エンディミオン』『エンディミオンの覚醒』 ダン・シモンズ

日本人にキリスト教がエキゾチカでなんかすげー組織に思えるように、欧米人にはブッディズムでアジアンがゴイスーに見えるらしい。アジア万歳で仏教すばらしい、漢詩クールだよね、なのでアジア人はガッカリかも。別にアジア人じゃなくても、単純に出来が悪…

『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』

またつまらぬものを読んでしまった・・・ タチが悪いのが、私は半分くらいわかったという・・・こんなもん手にとってる時点で救いようがないんだけど、アホのための本だと言い切ることも出来ず、かといってニヤニヤ賛成もできず、わりとどうしようもないこと…

『鳩笛を吹く剣士』南条範夫

『駿河城御前試合』が短くてスピードと密度が、でかい砲弾みたいな超娯楽小説で面白かったので、ちょっと読んでみました。昭和な人情と、侍薀蓄が不思議とギャップにならずに収まってる、時代小説らしい時代小説でした。

『ハイペリオンの没落』ダン・シモンズ

ハイペリオンのつづき。すごく完成していて隙がない。SFあるある設定を楽しんでエンタメ最高!と舞い上がれるのと、そのへんをまとめてもうひとつ昇華させたい野心もわかりすぎるほどにわかるので、読んでて、楽しさでおなかが膨れる感と、いいもの読んだ!…

電気グルーヴは歌うまい「POPO」ひらけポンキッキーズ

朝が弱すぎるので、懐かしのひらけポンキッキーズのCDを買ってみました。 ポンキッキーズメロディの1がレンタル落ちしてたんで買ってみたら、費用対効果絶大でした。 今聞くと、思い出補正と、元からいい曲すぎて、朝聞くと一日まわる。 歌詞が、ちょっと大…