『学問の曲り角』河野与一

なーんで買ったか忘れたけど、たしかに買いました100円とかで。下心とかそのへんだろう。でも、昨年の夢にまで出てくる人名地獄を彷彿とさせる、哲学者の交友録でもあるので、なんとなく誰が誰だかくらいはわかってて、人間こんな適当でもあんまり忘れないものだと思いました。
勉強ができるって、こういうことを言うんだろうなぁー、と思う勉強オタクというか思想オタクというか、しゃべりだしたらいろんな方面にノンストップ楽しい話。あいつの本はつまんねぇ、とか学会がくだらねぇーみたいなこともユーモラスに描いてるとこもあります。学者だからといってえらいわけではない。学問の世界で自然に生きた人のエッセイでした。