2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

備忘  

子供に今一番似てるものが、どらえもんのツチノコ。ふくれたほっぺた、頭髪の具合、つぶらな目、太い胴とかなり一致。(06月13日) 格ゲーマーのツイッター覗いて日常から逃避してるんだけども「ヒヤカムズアニューチャレンジャー」ってコメントと共におめでた…

『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る――アフガンとの約束』 中村哲 澤地久枝

人生に疲れて聖人の本が読みたいターンで手に取りました。タイトルが直球で即効。アフガニスタンで、医療活動→水路建設に半生をかけた人がいたって知らなかった。予想できるとおり、個人としての人生が想像できるような意味での幸せじゃないし、聞き書きなの…

『黄金の少年、エメラルドの少女』『千年の祈り』『さすらう者たち』イーユン・リー著 篠森ゆりこ訳

黄金の少年〜がよかったので、いくつか読んでみました。どれもものすごくよかったんだけど、一番好きだったのはエキゾチック感満載なデビュー作の千年の祈り。技巧詰めまくりの結晶。英語で中国を描くっていう距離感が工芸作品みたいな印象でも、描かれてる…

『みなさん、さようなら』

団地から出ずに一生を過ごすと決めた主人公。というあらすじ一行の時点でもう読んでみたいし面白い。本当によくできてるエンタメ小説で、賞狙いで書かれて大賞とったデビュー作だから、山の位置とか、どんでん返しとか、複線の強弱とか見事にエンタメの定石…

『スクリプトドクターの脚本教室・初級篇』

創作者未満の人にやさしい。ものすごく。作品がマズイことの問題が、書くのは人なんだから、人の問題だってんでそこを解決して、作品ができあがるようにするっていう姿勢が、やさしすぎて胸が痛くなりました。実際ものすごくいい本だと思うし、この体験を買…

『ジーニアス・ファクトリー−「ノーベル賞受賞者精子バンク」の奇妙な物語』デイヴィッド・プロッツ著 酒井泰介訳

あんまりにも面白いから概要を人にしゃべったら、「でも、たくさんのお父さんが不幸になったんだ…」という男の感想でした。心に残ったのはそこか! ノーベル賞受賞者みたいな優秀な人間の精子を、優秀な女性に提供して人類の滅亡をふせごう!みたいなSF的妄…