2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲーム音楽コンサート PRESS START 2010 第一部

9/11夜公演に行きました。 演奏が今までで最高。 弦は言うことないし、金管が繊細っていうか超不安定だった例年に比べて、安心してエキサイトできました。俗っぽい演奏なのかもしれないけど、エンターティンメントだからね!楽しみたいよね! 演奏者さんたち…

『短編小説のアメリカ 52講 こんなにおもしろいアメリカン・ショート・ストーリーズ秘史』青山南

短編小説というジャンルの特性と、その表現されるテーマとか、短編小説をめぐるアメリカの文学界とか歴史の諸々。小説家を養成する講座ってのが、アメリカの大学にいくつもあるんだけど、それが小説家の収入源になってたりとか、ねじれた構造もありーの、で…

『翻訳夜話』村上春樹 柴田元幸

おおむねハラタツけど面白かったです。くっそー 村上春樹の翻訳読むの面白よー 村上春樹の小説はそんな好きじゃないんだけど、翻訳される作品と翻訳が好きです。 翻訳を、小説を書く作業とは全く別にして、誰かとつながるために、必ず価値のあることをしてい…

『外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か』白井恭弘

まー 私が英語できねーわけだよ。母語の習得で失敗することはないのに、なんで第二言語の習得はほぼ失敗するのかという科学的なアプローチ。そりゃできねーわけだよ、と思うことばかりでした。なんか英語の授業でよくやってる音読とかあんま言語習得に効果な…

『キリンヤガ』マイク・レズニック

アフリカの伝統的な生活をするために、星に丸ごと移住した人々の話。SFだけど、童話のようなフシギな冒頭から、夢と生活が破綻していく後半に向けてどきどきSFになっていきます。未開惑星SFというだけでもエキゾチックなのに、アフリカのトラディショナルな…

『鉄の夢』ノーマン・スピンラッド

奇書。ヘンテコな本でした。でも、正しくSF。SF作家アドルフヒトラーの遺作の復刻出版ダヨ!を、まんま丸ごと1冊やってしまうという、構成そのものでSFやってる本。

『ドクター・アダー』KWジーター

剣と魔法のファンタジーばっかでくそくらえこれでも読んどけ(要約)みたいなフィリップKディックの序文がついてくるけど、だがしかし、荒廃した未来でエロいことしてればいいってもんじゃねーぞ、と2010年の今では思うのでした。その当時のセンセーショナル…

『カエアンの聖衣』バリントン・J・ベイリー

超面白くてびびった。『CLOTH ROAD』っていうデザイナーとファッションモデルがタッグでバトルなマンガがあって、それっぽいんだよなーと思って読んでたら、なかなかそんなもんじゃなかったです。 独自の服飾文化を持つカエアン製の衣服を、盗品をさばこうと…

『果て無き渇望』増田晶文

最近ふと手にとったら予想外に面白すぎたのが「果て無き渇望」というボディビルダーへのインタビューで構成されたノンフィクション。作者がスポーツライターだけあってサクサク読めるんだけど、内容が重い。 人生で勝負をかけないといけない時期に、趣味に全…