『短編小説のアメリカ 52講 こんなにおもしろいアメリカン・ショート・ストーリーズ秘史』青山南

短編小説というジャンルの特性と、その表現されるテーマとか、短編小説をめぐるアメリカの文学界とか歴史の諸々。小説家を養成する講座ってのが、アメリカの大学にいくつもあるんだけど、それが小説家の収入源になってたりとか、ねじれた構造もありーの、でも、大学による小部数の出版物で短編小説が脈々と受け継がれてきたりとか現状の紹介。小さな分野なんだろうけど、こんなに大事にされてて興味持ってる人がいるってのが、すごいや。
実際の講座運営も、モデルがちょっと紹介されてて興味深かったです。良いサークルもあれば、悪い影響になるサークルもある。人によって。