2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

自画像

もともと、人に説明する文章が上手ではなかったけども、自分で読んでてわけわからないし、うまく書けていない気がする。このうまく書けてないっていうストレスを感じることほっとんどなかったので、今、文章を書くことが億劫です。なんで、拙い文章になるの…

『最後のユニコーン』ピーター S.ビーグル

当時は革新的だったかもな、メタっぽいファンタジー。あんまり感心はしなかったです。この得体の知れないイライラ感がどこから来てたのか、ちょっとよく考えようと思います。

『かいじゅうたちのいるところ』

DVDでもう一回観ました。子どもの遊びかた、子どもの方法 を忠実に抽象してて、超不安になるし純粋だし苦しい。いい映画。

『ネクロポリス』恩田陸

上巻が結構面白くてわくわくはやく読んじゃったんだけども、上巻奥付に初出が出てて連載長くやってたって読んでから、ああ・・・ぐだぐだになるんだろうなぁと・・・後半は期待しないで、雰囲気を楽しみました。楽しかったです。 六番目の小夜子が好きなんだ…

『誕生日の子どもたち』カポーティ 村上春樹訳

子どもをテーマにした短編集。むかーし、後輩が好きだっていってた作品の「クリスマスの思い出」も入ってました。凧揚げするやつ。 確信と深い恥を大きく揺れて、苦しさとか幸福に翻弄されるってことから距離ができちゃうと、大人になっちゃったってことかも…

『姿なきテロリスト』リチャード・フラナガン

日本だとミステリで書かれそうな話でしたが、文学の題材になるんだなぁと思いながら読んでました。通俗っぽいパーツの組み合わせなんだけど、同時多発テロ以降の世界を書くって、大きな物語は信頼に足らない、個人の不完全な話でしかないっていうことなのか…

『トロン レガシー』

映像だけを見るための映画でした。話は特撮枠ってか、前の映画のだめなところをそのまま受け継いでしまった・・・映像の百分の一でもシナリオにかけてれば・・・

『ディアハンター』

あの底抜けに明るい前半と、不条理な死っていうカタルシスが、ホラー映画と同じよな様式美。ベトナム戦争の映画なんで、当時のアメリカンの顔っていうか、風俗が魅力的な画面なのと、不条理な死の演出が超盛り上がる映画でした。

『サマーウォーズ』

よくできてる。絵の動かし方は好きじゃないかもですが、日本の漫画っぽい冊子をアニメにしたらこれが正答だろうなっていう。 で、昔のアニメみたいな、親への屈折とかマイナー志向ががなくて、メインストリームを表現するのはアニメになったんだなぁと思いま…

『エイリアン2』

面白すぎてびっくりよ。私が生まれた頃の映画で、最初から全部見たことは無かったので、びびりました。広大な廃墟感とか最近の映画だとないような雰囲気で、やたら怖い。けど、何より怖いのが人間関係さ! すごく小さい頃に夜中に両親が見てた金曜ロードショ…

『グールド魚類画帖』リチャード・フラナガン

美しい挿絵と、フィクションノンフィクションが混ざり合った、オーストラリアを物語ろうという試みの小説。あらすじは書けんです。オーストラリア小説って、あんま読んだことないんですが島国+アメリカっぽく歴史の薄さのコンプレックスとか、枠は見えやす…