『花夜叉殺し』赤江瀑

異常に格調高い文章と、おいおいおいなエロ展開の、こんのミスマッチ。通勤で読んでるものですから、濃厚な妖しい美文でなんか緊張しました。駅売りの小説程度なので濡れ場はないけど、文章がとにかくよくて、読む快楽があって、筋は二の次っていう。普段翻訳調の文章の小説読むことが多いんで、日本語の表現が楽しめました。
あと、この作家を評して淫靡とか性のなんとかとか、いろいろネット上の紹介に書いてあって久々に軽いエロ本でも読むかって気分でわくわくしてたら(するよね)、全部ホモエロでした。ちょっとおどろいたぜ。少年から壮年までよりどりみどりなので、お好きな人はどうぞ。作家名+ホモとかでググったら結構でてきたので有名な人なんでしょう。