『イノセント・ガールズ−20人の最低で最高の人生−』山崎 まどか

『忘れられた女神たち』のようなスタイルの女性評伝本。まさに類書。
著者が女性ライターなせいか対象を語るロマンチックさとか情感はちょっと薄めです。でも激動の人生を送った女性が『忘れられた女神たち』に負けず劣らず個性的で、素材自体があんまりにも面白いノンフィクションなんで、面白かったなぁー。
アスペクトのPR誌で連載してるときに読んで印象深かったんで、まとまってないかなとは思ってたんですが、『忘れられた女神たち』を検索していっしょに出てくるの見るまで、すっかり探すの忘れてました。『忘れられた女神』たちのほうは、20年代アメリカっていう時代に限定されてるんで一冊の本にまとまってる感があったけど、これは時代を経ても変らない少女性みたいなのが通低音なのか。

しかし、写真が各話扉に1枚しかない!それも洋書の書影が多いのは残念・・・連載時のほうが写真多かったような気がするんだけど気のせいか。