『ゴースト・オブ・ユートピア』樺山 三英

古典ディストピア小説をベースにした連作短編集。ディストピアものが大好きな私ですが、読んだことあるのは半分くらいでした。連載だったそうで、これ3ヶ月に1回ならいいけど、まとまるとちょっと食傷気味。総じてエログロと、ナイーブな男と、世界への疑問符だけで構成されているので、まぁSFにそれ以外なにがあるのかって、そういうのがまさに読みたいんだけど、作品としての独立性がゆるめな分途中で読むのやめそうになってました。ベースを読んだことあるやつは興味持てるんだけど。
あと、一番楽しみにしてた最近読んだばっかの小遊星物語が、まさかのほぼ抄訳で終わっててなんだよーガッカリダヨー。妙にホモくさいからBL小説にでもしてくれるかと思ってたのに。頭足類ですが。
でも、そろそろウィキペディアディストピアに載ってる作品の残りが少なくなってきたので、他のディストピア小説が知れてよかったです。フーリエの愛の新世界が読みたいんだけど、これ借りられるのか?