エスプガルーダ サントラ備忘

CAVEのエスプガルーダというシューティングゲームが好きなんで、サウンドについて自分用に備忘録。
弾幕系ならではの色とりどりの光弾で覆われる派手な画面に、ファンタジーなグラフィック、そこに流れる当時流行のトランスなサウンドが最高に気持ちいい今でも大好きゲームです。


1

1週20分くらいでサクっと終わる&エスプレイドを彷彿とさせるテキストレスの演出が素敵。ゲームならではの演出なんですけど、朝から始まって、最終ステージが深夜の空中都市で、EDは星空っていう時間経過も、1週終わるとすっごい達成感。
初心者にはミスの緊急回避になるシステムが、スコア稼ぎをやり出すと死ぬことと表裏一体で、クリアの難易度自体は低めです(ケイブシューの中では)。やっぱり手に負える難易度って大事ですよ。クリアすると嬉しいもんですよ。

一般流通ではなくCAVEの自社グッズ。入手の手段が、ゲーセンでの年1〜2回のCAVEグッズ即売「ケイブ祭り」か常時品切れの自社通販しかなくて、数年ほど2万円〜していました。その後、CAVEがグッズは売れるということを理解したようで、アマゾンで買えるようになり値段は落ち着きました。
哀愁と透明感のあるメロディーが綺麗です。トランスの浮遊感がたまらない。スタート演出の、おじいちゃん銃殺からの→翼が広がって敵兵の血しぶきブシャーから自機がフワッと飛び立つシーンから、ドコドコドコドコっとベースがシンクロしまして毎回1面が超気持ちいい。

トランスの祖。

  • 同人サークル スタジオシエスタ S.m.A Siesta Arrange 【覚醒】plus

http://studio-siesta.mails.ne.jp/index2.htm

公式のサントラが超高騰して手に入らなかったとき、代替と思って通販したけどよいサウンドでした。トランス分↑

作曲者自らのセルフアレンジ。同人CDなんで入手難からこちらも高騰しましたが、いろいろご事情があるようでクリエイティブ・コモンズで全曲無料配信されたり、ニコニコであがったり過去していました。
http://sou1wp.s1224.com/2007/12/07/388

当時チーターマンというクソゲーにしてやたら音楽は印象的なゲームが、ニコニコ界隈で話題だったこともあり、エスプからチーターマンの曲になるアレンジも作曲者の方があげられてました。

参考までにそろそろ時効だと思うんで書いておくとエスプガルーダは16chのMODでパンニング無しです。納品時モノラルだったのでステレオに関して2chとかで叩かれても正直シラネーヨ。いや実は知ってるけどこれ以上はさすがに大っぴらには言えない。
九十九百太郎先生に先日お会いした際に「えぇ!?16chしかねーの!?マヂで!?」とドン引きされていたのが大変面白かったデス。また飲みましょうネ。

http://sou1wp.s1224.com/index.php?s=%A5%A8%A5%B9%A5%D7&search=Search&list=content

そう、当時パーカッションが左右逆などいろいろ言われてて・・・あと、洋ゲーMorrowindにメロディーラインが似てますが、まぁそれはそれ。

公式のアレンジCD。PS2移植版のアレンジモードのサウンドです。トランスじゃない方向へのアレンジで、原曲の面影はメロディーのフレーズくらいしかないです。



2

2はゲーム的には難しい上に、ちょっと道中が長いもんで、集中力切れるとよく苦行になってました。透明感のある美しいビジュアルだけど、カットイン演出やとってつけたようなサブタイトルが微妙ダサい。それもまたCAVE。

これも自社通販だったんですけど、発売当時はわりと普通に購入できました。ブックレットのクリアシートの印刷が美しいグッズ。デザイナーさんhttp://curious-cat.net/のCDはどれもすごくいいです。ゲームサントラ!っていうグッズ所有欲満たされる良いデザイン。
1のアレンジではあるんですが、STGの重鎮さんたるること並木学氏アレンジなので、別方向に超進化。親しみやすいメロディーが、超複雑な展開と変拍子アレンジで鼻歌が歌えない。


家庭用移植版のアレンジモードの曲というオマケ的なものとはいえ、梅本竜氏のほぼ作曲。流麗なピアノと複雑な進行の、1と2いいとこどりみたいな完成系でして、個人的には一番好きな楽曲群です。シューティングゲームサウンドとはどのようにあるべきか、ものすごくシステマチックに構築する様子をライナーノーツで解説されてて読み応えありました。というわけで、このBGMで、1よりも淡い色調と装飾的なデザインの画面でゲームするのがいいんだあ。アレンジモードはクリアするだけなら、2よりは超簡単だってこともありましてアレンジモード大好き。


ゲームに音は大事な要素ですが、STGは他のジャンルよりも、サウンドがゲームシステムの一部って気がします。大事。ノリがいいってだけじゃなくて、Rezみたいな脳がおかしくなる系の方向に最初から設計されてる。他のシーンに転用したり、日常生活で合わない音楽であればあるほど、STGらしいなあと思います。


番外:同人CD ケイブラブ
http://cool-create.cc/cccd11.html
いいよね・・・