『インドカレー伝』リジー・コリンガム

インドカレーのことをイギリス人が書いた本。味についての記述以外は、興味深い内容でした。雑学レベルよりも一歩+なかんじの本。唐辛子がアメリカから輸入されるまでなかったとか、(コロンブスアメリカ到達→ガマのインド貿易の順番)、アメリカからの野菜とか、イギリス人のおおざっばなカレーとか。インドっぽい味が世界中に広がった経緯が、人の移動、金の移動いろんな面で面白かったです。
著者がイギリス人だった保存食品開発物語読んだ時も、食べ物についての本をイギリス人書いたってだけで、なんだかアレなかんじでしたが、イギリスの人もイギリスの食事とイギリス人の味覚は最悪って自虐してるようです。