横浜トリエンナーレ

行ってきました。極寒でした。海辺の倉庫がメイン会場なので、あまりの寒さに、買った自動販売機の紅茶がぬるかったことで殺意が芽生えてしまうくらい寒かったです。

入場料1800円也。前売り買っとくんでした。高い。
大人用の遊園地でした。なんか、お金たくさん動いてるんですよね。すごくくだらないことに超金かけてるっていう感想は、誰がどう言おうと譲れない。超☆俗っぽくて楽しいですよ。酒飲んだ時のノリのいいバカ話を、真昼間からやってるかんじで楽しかったです。

名前忘れたけど、印象に残った展示。

  • 砂利載積船の中にソファがあって上にビニールハウスの天井

ふかふかソファで快適空間でした。これで、寺山みたいな不吉なこと言ってる朗読テープがなかったら、超快適空間でした。猫とか欲しい。

  • ポスターにもなってる紅白の三角旗が延延と続いてるトンネル

隣が海で三角旗がうねうね動いて、ちょっと目がスリップします。

  • 回転

そこいらじゅうにある。

  • 天使探知機

何話してたんだっけ?っていう沈黙を、天使が通ったということから、沈黙してると部屋の中央の小さな機械に明かりが灯るという装置。なんか、これはちょっとまじめなかんじでした。
でも、友達が言ってた「あのうるさい会場で絶対静かにならないのに、あの部屋だけ一生懸命みんな静かにしてるのがおもしろい」ってのまで、装置の目的だったんでしょうか。だったら結構冷笑的。

  • 屋外にワイヤーを張ってその上を行進している動物フィギュアの群れ

なんかいい気分になりました。

  • すべすべしたでかいクッションがいっぱいの部屋

やばい。あまりの快適さに動作がものすごい緩慢に。しかし、全くの他人同士がクッションに埋もれてて結構な人口密度なのに全然不快じゃないのが不思議でした。

  • 20畳くらいの白いカーペットにそのケバで作った動物が生えてる

ごろごろしたい。

  • ビールケースで作られた展望台っぽいの中に入る

搬送されるビールの気持ちになれる。仲間とたくさん密集して工場から出荷されたら結構幸福かも。

  • 花火が終わると中国風の塔が出てくる仕掛け花火たくさんに火つけて、ビル群のようにしたものを撮影

造ってる人間が超楽しそう。見てて楽しかったです。超破壊&超建設的でテンションが高くなりました。

  • 暗い倉庫のはるか天井から釣り下がってる座卓が光っているブランコ

乗るとしばし幸せ。ハイジじゃないけど、すごく長いストロークのブランコに乗るなんて滅多にできない。夢に出てきそうな光景でした。

  • 展示じゃないけど接岸してたサルベージ船

超でかいクレーンがついてました。6階建てのビルくらいの高さのクレーン。下に、展示物の白いプラスチックのサメがいたので、ジョーズみたいでした。サルベージ船も展示だったのかな?

あとバカと紙一重なことを一生懸命やってておもしろいっていう展示が、たくさんありました。(エベレストの山頂を切ってきたドキュメンタリーと装備品一式、電車の中でアテンダントサービス、ロダンっていう銘柄のトイレットペーパーで考える人を作るとか)
けど、そういうネタっぽいものを友達が見せてくれるっていうのはよくあるけど、見ず知らずの人から提供されるのは、不思議なかんじでした。楽しいんだけど、芸人と何が変わるかって、客がユルイかユルくないかだけな気がする。