PRESS START 2007 ゲーム音楽コンサート

行ってきたので感想をば。

リストは
1・『大乱闘スマッシュブラザーズX』よりメインテーマ まだ発売されてないよ!
2・『ロコロコ』よりロコロコのうた 男女の合唱。元が子どもの歌なので面白いことに
3・アクトレイザー メインテーマと捧げモノのみ。フィールドはなし。なし!
4・シューティングメドレー シルフィードスペースハリアーダライアススターフォックス、Rタイプ、その他たくさん
5・『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』よりZERO
6・『ワンダと巨像』より異形の物達 甦る力
7・『ファイアーエンブレム』よりファイアーエンブレムのテーマCMの歌

後半
1・SEGA サウンドユニット[H.]カルテット・ディトナUSA
2・『クロノ・トリガー』よりクロノ・トリガーのテーマ
3・The Elder Scroll Ⅳ:Oblivion
4・『スーパーマリオブラザーズ』より 地上コースBGM
5・『悪魔城ドラキュラ』より 悪魔城ドラキュラ〜ドラキュラⅡ「呪いの封印」〜悪魔
城伝説〜悪魔城ドラキュラX「血の輪廻」〜
6・『サクラ大戦』より 激!帝国華撃団
7・『キングダム ハーツ』より メドレー
アンコール・『ゼルダの伝説』より 2006メドレー
アンコール・THE BLACK MAGES+オーケストラ+コーラスによる『FinalFantasyⅦ』から 片翼の天使


まず、開口一番なのが、マイナス要素も多いコンサートでありました・・・
会場がパシフィコ横浜という大キャパだったので、生音ではなく、アンプ使用だったのです!
さぎだー
しかも、編成がフルオケではなく、+シンセとドラム、+コーラスでした。
前回はオーチャードホールだったので、生フルオケだったのですが、今回は、音の質はお世辞にも良いものとはいえず、去年のようないい音楽を求めていたら拍子抜けでした。
オーノー。

でも、大変楽しかったのは、本当であります。失敗や、ドッキリ失言なんかで興ざめることもありましたが、やってくれるだけで嬉しい感で満足でした。
楽しみにしていたクロノトリガーは、「オーケストラによるゲーム音楽コンサート」と同じ編曲でしたが、演奏が比べてしまうとかなーりしょぼかったりとか。純粋なオケではなく、ドラムやキーボードなども入る編成だったため、普通の編曲というか、感動の少ない編曲が多かったのも残念であります。
別に、ピコピコしたゲーム音楽だけ聴いてるわけではなく、いろいろ聞いてるので、こういうところではゴージャスな「オーケストラ編曲」を聴いてみたかったなぁと思うのでした。7500円も払ってるんだし。

アクトレイザーは、なんとまさかのフィールド曲なし。ええええぇぇぇぇー!
そんな!
でも、植松氏と古代氏を交えての、当時の様子のお話が聞けました。アクトレイザーショックで、FF4作り直した伝説は、曲じゃなくて、サンプリングの音色らしいですよ。

でも、歌モノは最高でした。音質さえよければ・・・ッ
ファイアーエンブレムのテーマは、CM版で、「ファーイヤーエーンブレーム、てーごわいーシュミレーション♪」
を、錦織健とソプラノさんがコーラス従えて朗々と。
錦織氏は、ゲーム大好きで、軽快トークが楽しかったです。
「・ぼくは大人じゃないですか。だから、誰も止める人がいないので、ゲームができる。後、ボクはとてもお金持ちなので、いつまでもゲームやってても誰も怒らない。
・歌手は、一日に何曲も歌えるものではないので、休むのも仕事。外に出ると風邪ひいたり、しゃべって疲れちゃうかもしれないので、家でゲームやってるしかない。
・ゲームはファミ通のやりこみ大賞に応募できるくらいやりこんでます。FFTの一人クリアは当然。FF12では、全員モンクのパーティを組んで亀をけっていると、浦島太郎気分になってくる」
など、たのしそーにしゃべってました。

シューティングゲームメドレーも、17曲も短い曲をバンバンやったので、1曲づつは短かったのですが、スクリーンに写された映像とともに楽しめました。権利関係で、映像が用意できなかった作品は、コナミ系で、グラディウス1面曲では噴火する火山の映像、ツインビーではお野菜いろいろ、サラマンダではヘビが映って、会場がウケてました。
そう、今回は、楽団の上に大きなスクリーンがありまして、その曲のゲームの映像が流れてました。ただ、編集がテキトーすぎな曲も多かったんで、もうちょっとがんばってほしかった感。

ワンダも、悪い音質に負けて、あんまりよいかんじでなかったのが残念です。ああ・・・。

コーラス+ギター(多分シンセサイザーで代用)+女性ソプラノの、エースコンバットのフラメンコ曲は最高でした。何にも知らなかったのに、鳥肌立ってしまいました。これで音質さえよければ・・・1階後方とはいえ、そんなに悪い席でもなかったんで、うーん。どこか良く聞こえる席があったのかな。

後半は押せ押せで、サクラ大戦の歌とか唐突で、もう、何がなんだかな進行。
ドラキュラのメドレーは、シンセやドラムセット編成が生きたアレンジで、よいかんじでした。もっとクラシカルでもよかったのにとも思いますが、今回、オケの生音は最悪だったので望むべくもなし。

アンコールは去年やったゼルダメドレーだったのですが、去年のアンケートで一位だったそうです。うっかり心が震えるわー。でも、音質が死んでました・・・

もう一つのアンコールは、FF7のラスボス曲片翼の天使でした。
おーいおいおいラストにコレかよ!みたいな。もうちょい余韻のある系統の曲のほうがよかったような。びびるがな。コーラスまで入ってすんごいかんじではありましたがこれも音質が(略

というかんじなので、オタク的には大満足ですが、純粋に素晴らしかったかというと疑問の残るガッカリ具合に。
でも、植松さんとか、田中公平氏とか、名前だけは知ってる作曲者の方々のトークをたくさん見られたのは面白かったです。
が、
バラエティに富んだ構成すぎて、正直いって雰囲気が読めなかったです。コンサート中に、一部のバンドのファンの人がガタガタ音させて立ったり叫んでるざわついたかんじは、ちょっと面食らいました。うーん。オーケストラを楽しみたくて行ったんで、今回、色々思うところありでした。次回も行ってしまうでしょうが、とにもかくにも、今回よりはよい音で聴けるといいなぁと思います。