『エステルハージ博士の事件簿』アグラム・デヴィッドスン

SFだけど、サイエンスじゃなくて、ストレンジなフィクションっていうシリーズの一冊。これ、一応ミステリに入るんだろうか。私が面白く読み終わってしまったので、ミステリは目当てにしないほうがいいです。解決しないぞ!(ネタバレ)
結末はあるんだけど、事件は起こるっていうか、起きそうっていうか、やっぱ何も起きてないかも、な、そんな怪しい街の雰囲気を楽しむ一冊。魅力的な市街小説でエンタメってかんじでした。エンタメに行く前の、まだ文学っぽさっていうか生硬さが残ってて、予測不能で面白かったです。