東アジア万葉新風景

『東アジア万葉新風景』
硬い題名ですが。

装丁最高。
わりと大人しめなカバーとったら青と金の2色刷りのアメコミ調のバタ臭い表紙で悶絶、そして、挿絵のすべてがアメコミ調なファンキー具合。蹴鞠とかすげぇよ。
しかもこの挿絵が、また巧い。
ああなんでこの本の画像がレビューに出ないのか!

でも、中身は下手な論文に数当るよりも、充実してました。
大学のレポートで助けを求めた本なんですが、トピック立てがすごくうまい。
今トレンドな万葉研究とか、基本の万葉研究とか、万葉集へのアプローチの紹介にもなってるし、基礎講義一年分くらい内容あります。
しかも、全く万葉に興味がない人に向けて書かれているので、当時の風俗とか、要所要所で説明してくれるんで、専門書とかですっとばされてる知識を感覚的に補充できて助かりました。

つーか、万葉集で面白いっていうのがスゲェです。