春の一人アニメ祭り

近所のレンタル屋が5月いっぱい、すげー安くレンタルしてたんで、いい機会に観てみたかったアニメを根こそぎ観てました。途中何見たか忘れそうになりながら、1ヶ月かけて一人アニメ祭り。
数えたら、1ヶ月で13本もアニメ映画観てました。日記なんだから、観るたびちょっとずつメモっておけばよかったと書き出しながら思います・・・

  • 天空のエスカフローネ劇場版』>つまらない。でも、獣人はとてもかわいかったです。
  • 少女革命ウテナ劇場版』>とってもジェンダーなお話でした。絵が少女漫画調で色がすごく綺麗。演出がすげー抽象的ですけど、綺麗でした。
  • リロ&スティッチ』>びっくりしたディーズニー。今こんな話をディズニーで作るんですね。スティッチのカサカサ動いて悪いことしてる動きだけ見てもすごいんだけど、愛情話がちょっと天中殺ツボにハマってしまって重かった・・・
  • 『ニモ』>びっくりしたピークサー。子供向ドタバタコメディかと思ってたら、話が巧い。音声解説がタメになりました。
  • 攻殻機動隊』>初めて見ました。イノセンスよりも楽しめたのは、女性が主役だからだろうなー。だって絵に映えるんだもん。
  • 千年女優』>ああいい映画だなー、と見た後しばらくぼーっとできる余韻がよい。夢幻っぽいっていうか、話が虚実混じってるところも、不快な混乱じゃなくて、心地よい混濁でいい気分でした。話の進み方がすごく面白いです。
  • 『カウボーイビパップ劇場版』>つまらない。カッコよさを謳ってるにはだっせえ。でも千年女優のスグ後に見たんで、たっぷり山ちゃんの美声にしびれてました。
  • アリーテ姫』>丁寧に作られてるかんじがひしひし伝わってきました。どこ見ても柔らかい絵。原作だともっとカラっとしてそうなところも、日本的な重さというかシリアスさが空回りしないでしっとり演出がいいなぁー。
  • 仮面ライダー龍騎 劇場版』>嫌な話だよぅぅぅぅ。恐いよぅぅぅ。思ったよりもまともな作りで、男女の恋愛話+伝奇っぽい。子供が見て楽しいところあるのかこの映画・・・劇場で削られたドラマ部分を大量追加とのことでしたが、劇場だとアクションシーンばっかだったのかな。でもこの映画に於いてアクションで負けたキャラは死亡なので、最終的に生き残った人間以外は皆死んでるというホラーであります。そしてこれはアニメじゃないよ。
  • パルムの樹』>昔から観たかったんですが、どこにもなくて見られなかったアニメ映画。劇場に行こうとさえしてたんですけど、上映館がなくてよう・・・。リアルな絵じゃなくて、リアルな気持ちでした。デフォルメされまくってる絵なのに、ものすげーリアルな感情。そして確かな質感の世界。というか、リアル過ぎて恐かった。恐い、重いアニメでありますが、すごいアニメ映画であります。夜、夢に出ました。
  • シュレック』>動きが一々乱暴で、楽しくてしょうがなかったです。一番好きなのは、ヘビ風船とカエル風船持ちながらどつき合うところ。音声解説がこれもまたタメになりました。
  • ラーゼフォン劇場版』>ロボットアニメの劇場版、もうエスカフローネで散々だったのですが、これは綺麗にまとまってる純愛でした。ドラマ部分の切なさが設定とよく噛んでて巧い。異界人の侵攻を機に離れ離れになって、取り残された男の子の時間はゆっくり進んでて、女の子はもう大人になってる・・・そして分かり合えたのも束の間時間が流れ出すと男の子は異界人の血が目覚めていって段々女の子のこと忘れていくんですね。純愛ブームを先取りだったのでありましょう。一言で総括するなら「熟女」。
  • 『モンスターズインク』>一番面白そうなのを最後にとっといたんですが、おもしろでした。素直に面白いって感じられるし、音声解説聞いて話の巧さに舌巻いたりとか、本当面白。ピクサーの映画っておもしろーい