大山のぶ代さんは・・・

前のドラえもんの声優の大山のぶ代さんは、アルカノイドが全国2位クラスという話
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久しぶりに感動した。


加山雄三バイオハザードで2時間きってロケットランチャー入手とか(私は最初のゾンビに食われて5分で死んで以来やったことないゲーム。ちなみに2時間切るのは、クリアできて当然の腕前+タイムアタックというやり込みプレイ。あと、ゾンビを銃でガンガン撃ち殺すゲームなので、よく槍玉に上ります。)したとかいうくらいゲーム好きで、しかもそれを公開番組でトークしちゃうくらいゲーム大好きという話は聞いたことありました。

ゲームおもしろいんだよなぁー。
遊ぶのは、タメになるからおもしろいんじゃなくて、絶対何のタメにもならなくて、ゲームの中で勝つこと以外には何の目的もなく作業するのが楽しいんだよなーとか思いました。延延レベル上げとかしてても、楽しければいいじゃない。

でも、一方ではゲーム脳なんていう言葉もあったりして、おっそろしいことに、学校の保健室とかによく張ってあった「ほけんニュース」とかにもゲーム脳の回があったみたいです。前、レポート書くときに見つけてびっくりしたんだけど、今見つからない。


ゲーム脳に批判することが、一つのスタイルになったわけですが、脳が溶けるみたいな悪さはないけど、ゲームが良い物かっていったらそうでもない。子ども時代の短い期間のうちで、かなりの長時間を費やすんですから。
子どもとメディアの関係の学会の報告みたいなの読んだときには、ゲーム独自の問題じゃなくて、子どもの身近なメディアとしてのアプローチをとるべきだみたいなこと書いてありました。テレビばっかり見せてると、親子のコミュニケーションもないしよくないじゃんみたいな話になってました。ゲーム脳があったことで、ゆり戻して真っ当な反応になったんじゃないでしょうか。


確かに、大山のぶ代さんが3時間も4時間も筐体モニタの前にいるってかなりのインパクトのある光景ですが、それは詰将棋に熱中して固まってる人みたいなかんじだと思います。ゲームと一口に言っても、全国のゲーセンつないで麻雀みたいな限りなく人対人のためのツールな物から、ムシキングみたいに商売とか子ども文化が絡んだり、爆笑問題太田光が5章の村全滅イベントで寂しすぎて呆然としたとかいいともで言うくらい心に残った物語を乗せる媒体だったりとかいろいろです。
ちなみに↑はドラクエ4。余談ですけど、ゲームの物語って、とんでもない普及率だと思います。スクウェアのRPGが100万本売れたら、あの理不尽で死ぬほど暗い話を全国100万人の人が受け取ったというわけで、超ベストセラー。で、あのイベントがよかったねーみたいな話になったりもして、昔の子どもが狼少年ケンを読んだり、月光仮面見てたりと同じレベルですね。ファミコンがどちらかというとオモチャの思い出だったのが、RPGだと共通に知られている物語としての側面が出てくる気がします。



映画が新芸術と呼ばれてたみたいに、ゲームもそんくらいの気合で行こうよーみたいな時代もありました。今はどうだろう。
でも、ファミコンが、サブカルではなくなって、ドット絵やチープな音源を中心とするような一つの文化として位置づけられてきたっぽいみたいな空気ですし、これからもどんどん変わっていくんだろうなーと思います。


話がまた飛ぶけど、でも、ずーっと先にはクラインの壺とかマトリックスみたいな世界も見えるような気もします。ゲームと仮想空間ってのは、それこそファミコン初期に書かれたミステリの『クラインの壺』のネタにもなってるくらい切り離せないもので、紙に記録が残って歴史が連続するようになったとか並の大転換点なのかもしれない。遊ぶっていうこと自体が、仮想を前提にしてることと切り離せないみたいに、このへんを突き詰めて考えたりしないといけないんだろうなー
ゲームは、絶対カンペキな遊びの世界を造れるのかもしれない。