機械・春は馬車に乗って

横光利一を初めて読みました。長らく、金田一探偵を書いた横溝と同一視していたのは秘密だ。
やっぱり、文学をやるのも頭よいやつなんだなぁ、とか思ってました。算数とはまた全く違う脳が必要みたい。
レトリックが超華麗。華麗なんだけど、軽々しくもなく、お耽美でもなく、すごいマット体操とか見て華麗だなぁと思うようなかんじでした。満ち溢れる健康っぽい雰囲気が、そう思わせるのかもしれません。
ヤバそうな展開でも、ぐっとひきあげてくるのがカタルシスです。