『火星鉄道一九』谷甲州

古めの日本のSF。硬いSF。機械が!機械が!大規模な開発が!大宇宙での戦略が!そんなところにロマンを見出す硬いSFでした。計算とか全然わかりませんが、壮大に計画が動くのは読んでて楽しかったです。
女子どもの登場人物ゼロなのも、硬い。

本が古いせいもあるんだけど、なんとなくSFとレトロって近いところにあるんだなーとか思ってました。挿絵が横山宏のワビサビ溢れるペン画なんで、レトロっぽく思ってしまうのか。