『春泥』『三の酉』久保田万太郎

やたら好きな人に会うので読んでみた昔の作家。そしたら最高。雰囲気がとにかくよくて、悲哀と小さな喜びとがやるせない。
役者達が、ある一人の役者について会話したり、しなかったりするんだけど、江戸がなくなってくね、っていう淋しげな空気と、その役者についての話がシンクロしてたりして、やるせなさ倍増。いやー面白かったです。本当に文学なかんじがしていいなぁーとか悦に入ってました。