乙女映画祭 乙女の祈り

確かにすばらしい映画であります。
が、胸が詰まる・・・少女二人が、殺人事件を起こすまでの実際の事件を元にした映画。って言っても、なんていうか、陰惨で胸が詰まるだけじゃなくて、いろいろ、本当に胸が詰まる・・・。主役二人が全然可愛くない女の子なのに加えて、醜悪にも夢のように美しくも見える特撮に、痛々しい(二重の意味で)話。中二病メンヘルを真正面から描いた、そういうイタイ話でもあるんだけど、どうして痛いのかわかるよ、今ならわかるよ。のめりこんでいく過程が、本当に痛いほどに、夢のように、描いてくれていい映画でした。見所が、たくさんあって、痛すぎる。
監督は、ロードオブザリングの人。うわー元からいい映画監督だったんだ。なんか主役の黒髪の女の子のほうがサムに見えてきました。