『肩甲骨は翼のなごり』デイヴィッド・アーモンド

邦題が素敵すぎて、覚えてたので読みました。もーなんてカッコイイ邦題なんだ。三年くらい前に、電車の中で誰かから聞いた気がしてて、唐突に思い出したので探しました。
おー。いー児童書だー
不思議な話でもあり、普通の成長する話の側面もあり、児童書独特の不気味さみたいな暗さもある、よさげな雰囲気です。超いい!っていうクラスではないけど、鳥と少年と少女と翼を絡めたお話は素敵でした。日常逸脱系のファンタジーなんだけど、翼とかフワフワした小道具がたくさんなのに、ちゃんと地面に戻ってくる児童書っぽい流れはよかったです。
でも、装丁が、耽美系なのは何故??お耽美な球体関節人形の写真よりも、和田誠みたいなスッキリユーモアのある表紙が似合いそうな中身です。児童書ですよー