『自動車絶望工場』『自動車王国の暗闇』鎌田慧

残業多くなるときを見計らって、読みたいリストをストックしてあるこの手の本。マゾいのか、性格が悪いのか。次は何にしよう。

末端にものすごい負担が行く構造で、トヨタが儲けまくる話。あと、ベルトコンベアの労働では、人間が機械より安い消耗品として扱われて、いろんな次元で人間らしさを失って行く過程の潜入ルポ。女工哀史もアマゾン倉庫へ潜入も、そういった話でした。時代も場所もや違うけど、長時間の単純作業でだんだん心身ともに人間壊れてく。そのへんの人間心理、集団心理の異常さというか、働く上での普通さというか、なんか怖い。
でかい企業が、市をまるごと飲み込んで、何かとヘンなことになってる話も書いてありました。

1970年代のルポなんでいろいろ古いんだけど、外食の値段が300円〜になってて驚きました。今日食ったソバの値段だ。
なんか怖い。