『スローターハウス5』ヴォネガット

ばかばかしい、本当にばかばかしい設定だけれども、その軽々としたばかばかしさだから、こんなに短くても、こんなに辛い重い話を語れるんだろうなーと思います。設定って超すげぇ。

戦争状態についての、たくさんの示唆。コツンコツン、一個ずつパズルを埋められてくようで、長ーい戦争本を読んだような読後感でした。本読むっていうよりも、パズルとか装置的なものをパーンと終えたような感じ。やっぱりヴォネガットは超面白かったです。