『今宵、銀河を杯にして』神林長平

ユ〜モア。笑いをとりにいく小説じゃなくて、シリアスにしない雰囲気が軽くていいです。なぜにどうして宇宙の果てで戦車兵やってんのかしらという、おいしい設定をSFで、航空戦がダメな理由や、戦う相手が人類には理解不可能なヘンな物と、だからこそ理解不可能であればあるほどに真剣に敵とするしかない、微妙なさじ加減されてるんで、あんま考えることないしかるーく読みました。オチはなかなかオカルトですが、それもまたSF。