『阿片王 満州の夜と霧』佐野 眞一

まいってたので、フランクルの夜と霧でも読んで、なんか極限状態でも勉強しようとしてたら、間違って借りてしまいました。まいってるにもほどがありますが、面白かったです。WW2の満州での軍部と製薬会社と闇社会と中国日本ひっくるめた阿片売買のルポ。
歴史を人間が動かしていると納得してしまう、怪人としかいいようのない人々の人脈。名前が知られてるとか知られてないとか関係なく、ギリギリ関係者が生きてるタイミングに書かれているので、この本も時代の産物です。続編は出せない。