『隣り合わせの灰と青春』ベニー松山

好事家には有名すぎる本。
とうとう読みました。こりゃ巧いわ。
ゲーム攻略本が好きなんで、ゲームノベライズも結構読んだけど、これは巧いよ。最初期にして最高峰だよ。
ゲームのシステムが小説として読めたの初めてです。
ウィザードリィ知ってないと面白くないので、小説単体としては成立しないこと含めて、ゲームのノベライズとしては最高でした。

今ってゲームのノベライズは、ゲームの中のストーリーを手軽に本で要約を読むために作られるけど、システム含めたゲームの雰囲気を楽しめる読み物になってるって凄いことだと思うのでした。キャラもいいんだこれが。キャラの定型を上手に描いてるってことで、何もオリジナリティはないのかもしれないけど破綻無いし巧かったです。

どうでもいいけど、数年前に大学の授業にベニー松山いたよって話聞いたことあって、まだ学生だったんかいと思ったものですが、ウィキペディアの経歴見ると本物だったみたいです。つい最近まで学生だったみたい。