竹谷隆之の仕事展

竹谷隆之の仕事展

あまりこっち知られていない話と思いますが私はフィギュア大好き過ぎ人間なのでした。
※6/23追記 ツクダのメーヴェは原型じゃないですね。面接に市販品をの改造して持っていったというパンフレットの文面を読み違えておりました。

じっくりゆっくり見たい派なので、混んでたら嫌だなー と、会期7月までの適当な日に行くつもりでしたが、会場限定フィギュアが数量も限定とかいう情報をちらっと読んで悶々としてしまい、とりあえずお試しで2日目に行ってきました。

そしたらまさかのガラガラで、超快適。なんか今日あったっけ?
ちょっと心配になるくらい人がいませんでしたが、まぁ自分によし。
限定フィギュアは仏像のみ売り切れちゃってたけど、入場しなくても買えるんでお近くに行ったら欲しい人はぜひどうぞ。しかしこの展示で、漁師の角度の本自体を売らないでどーする。フィギュアが高額なので、本にしてはお高めのあの値段でもホイホイ出そうだというのに。
※6/23追記 2日目に行ったときよりも、買える品物が増えていてリボ仏像シリーズや漁師の角度の書籍も販売されてました。限定品やTシャツは売り切れがところどころ出てました。

展示方法は、一体ずつ360度ガラスケースで、好きな角度から好きなだけストレス無く見られる展示方法でした。ぐるぐる回りこめてうれしい。版権モノも雑誌で見たことあるようなやつとか、実物見るとやっぱすごいね。写真だと、写真っていう表現になっちゃうから造形物の魅力は実物に勝るものなし。

個人的に好きな版権モノのやつ

仮面ライダーXからキングダーク。デカイ!でかい上に超密度でスゴイ。こりゃ行って実物見てよかったです。再生アポロガイストが白い長髪で、アシンメトリの顔といい、不完全再生と命秒読み燃え尽き感と厨二的なカッコよさで超よかったです。

エルリックもいてあらびっくり。ブキヤのスタチューでコルムは見たことありましたが量産品(でも何万円とかのコールドキャスト)仕上げとは段違いで顔がまんま天野顔。あと、天野系だとDもいました。グインもいたね。

個人作品集の『漁師の角度』の展示は圧倒的でした。
映画のプロップ的でもなくて、もうそれだけで立体物として成立してるんで異様な世界が3次元を途切れることなく同じ空気の中で続く。本当立体ってすごいわ。
夢の中に出てくる風景が一つ増えそうなくらい印象深い展示でした。
SF+アイヌ+和人でネイティブ暮らしの土着感溢れる世界観SFしてるので、SF好きな人もぜひどうぞ。ただし血はどばどば出る。
クリーチャーとか流血表現の嗜好レベルじゃなくて、漁師っていうか食うことすなわち殺すことっていう、生死となり合わせの世界観の表現方法なので娯楽系でもダメな人は本当キツイかもしれないです。
でも、そこに抜け感ってか、ばたばた死んでいくことにトボケた風味もあり、独特の世界でよかったです。
造形物痛めそうだけど、光源点灯状態で実物見られるっていうのも貴重。

撮影自由なんだけど、2次元になるとどうしても視点ができちゃって、その場の空気とか情報量が切り取られてしまうってことを痛感しました。もう一回くらい実物見に行きたい。

チケットが当日1200円と美術館のフル展示クラスの価格帯なので、高めに感じて人が来ないのかなぁ〜とか思ったりもしましたが、実物見た後だとボッタ感はないのでぜひどうぞ。