『大槻ケンヂ短篇集 ゴスロリ幻想劇場』

実は初めて読むオーケン。うめぇ!そして面白い。あと、なぜにどうしてこんなに子ども(っぽさ)と人間に優しいの。何のために書かれたかって、弱った人間を励ますために書かれてますね・・・弱りきってどうしようもないのも混ざってますが。
ゾンビものが読みたかったのに図書館に置いてなかったので、適当に短編集借りたんですけど、すごく健全なジュブナイルで児童文学のラインでした。青少年のうちに読めばよかった。

僕は、読者の一生を、その一冊を読むことで、少しでもよい方向へかえることの出来るそんな本を書けたらなといつも真剣に考えています。(あとがきより)

これを臆面もなく書くのは、かつて子どもだった大人なんだろうなと思いました。児童文学の定義はたしか大人が子どものために書いたもの、だったような。

しかし日本のゴスロリは、ジャスコや埼玉と切っても切れないもんなのか。