母性本能がいかにトチ狂ってるかといえば、人魚舐めっていう黄表紙の、浦島太郎が魚の遊女と浮気して生ませちゃった人魚、江戸時代の人魚なんで生首の下は魚になってるベビー人魚が可愛く見えるあたり狂ってる。今の私は萌えとか判別できないかも。
その人魚娘が成長していろいろあって恋人とイチャイチャするわけですが、その恋人の冴えないオッサン漁師は人魚舐めまくった（＝SEX）から赤子に若返えっちゃって「あれえなんだかムショウに乳が飲みたいよう、乳おくれよう」「ないよ（だって首から下は魚だし）」というしょうもないオチで、なんだか乳飲み子がかわいそうだなあと思うってくらい狂ってます。イカれてるよ。
ちなみに、ラストは浦島太郎の玉手箱でいいかんじの若者まで年とってめでたしめでたしでした。
人間の幸福は、肉体的な幸せっていうかケミカルな脳の反応とかホルモンなんだなと、この年にして納得しました。精神的な幸福って存在しないんだろうなあ・・・どっかでアメリカの学者が薬で幸せになろーよなれるよみたいなこといって追放か逮捕されたとか読んだの思い出します。幸福は内臓の産物。しかし社会生活送るには確実に邪魔です。
