デスレース 2017年版

何の因果かデスレースと名のつく映画を、見かけるたびについ全部見てるんですが、amazonプライムでまさか2017年の今年になって1本見かけてしまいました。というか関連商品に表示される。なぜ好きだとバレたのか。
どのデスレースもだいたい殺人レースを描いたB級映画なんだけど、それぞれ味わい深い。

・「デス・レース2000年」1975年
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殺人:得点になる。子供、老人、医者は高得点。
レーサー:ヒーロー、スター
車:安い
全ての原点。ツタヤのカルト枠で借りたキッチュなグロ映画。キャラ立ちまくってて、確かに心ふるえるカルトなシーンがありました。


・「デス・レース」 2008年
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殺人:OK。得点制じゃない。
レーサー:囚人
車:マッドマックスな改造車
前作デスレースのリメイク。ちょっとシリアス路線で、まともな映画を作ろうとしたため、印象が弱い。シナリオ、セット、車両とも豪華で、お手頃な正統派B級アクション映画。



・「デス・レース 2050」2017年
尼プライムで見つけてしまった、「デスレース2000年」(1975)のロジャーコーマン自身によるリメイクで、1975版テイスト。始まった瞬間から絶妙に安い映像が流れてくる。全くスピード感のないレース模様を競う車も悪趣味すぎてデザインとかそういうレベルではないので、まったく特徴が思い出せないのが逆にすごい。金かけてわざとやってるのか、実際安いのかわからない。
2017年という現代に合わせてVR中継だったり移民だらけだったり、破たんしきったアメリカの姿を悪趣味にお下劣に描く。ヤバいエピソードとヤバい絵しか映らなくて、先はとにかくどうなってもいいっていうか、予想を放棄する展開。
話はだいたい同じだけど、古い方が古いだけにカルト感あるけど、こっちもなかなか。


番外
・DEATH RACE(邦題「戦闘機対戦車」)
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戦車と死の追いかけっこ。ストイックな局地戦ジャンル物。元はテレビ映画みたいで、ティーガーという名のシャーマンが執拗に追いかけてきてかわいい。