2008-09-28から1日間の記事一覧

『エンブリヲ』小川幸辰

虫嫌いは悶絶するマンガ。描かれた虫で、紙面が埋まってるので触るのもいやなんじゃなかろうか。虫の進化と、人間の生活が決定的に決裂したとき、人間が理解できない虫が超恐い。ナウシカなんかとは違うロマンです。死のカタルシス的な無垢な生物系ロマンじ…

『天顕祭』白井弓子

同人マンガだったそうです。同人マンガといっても、いわゆる金儲けや業界が超からんでくる二次創作とよばれる男女向けのエロ本の市場とは別で、コミティアとか創作マンガを自費出版してる同人の雰囲気。創作しようという気概にあふれたパワーあふれるマンガ…

『病床六尺』正岡子規

病人言いたい放題。超些細なことがらに言及してるので、当時の感覚が珍しかったです。いわく、東京の男子で社説論説なんて読むバカはいない、いわく、家族団らんの食卓というのは最近がんばってるけどないよね、いわく、能楽なんてのも格式高いけど若い人の…