十二夜―闇と罪の王朝文学史

古典の雑学は増えるけど、著者の意見が大学生のレポート並に頭がユルくて、イライラ。

加えて、初心者、国語嫌いはお断りな体裁なのは、どういうつもりなのか。え、この本若い読者に向けて書いたんじゃないの?
引用の「白しめ」を「知らしめ」と振り仮名ふってません。対訳もないよ。気が付くまで2分かかった私は愚か者。
甲類、乙類の上代発音とか、平気で話題に出してくるクセに、いろんなレベルの話を混同してて、それを大胆な解釈といっていいのか。飲み話みたいな飛躍だというのが正直な感想。。
わからないとこは読み飛ばせばいいんだけど、背景を知らないと、著者の曲解意見を鵜呑みにしそうで危険です。

なんか、興味持ってる人には物足りない、興味ない人はお断り、で誰が読むんだ一体。

詩人の脳みそは難儀だなぁ、と思ってしまいました。

あんまりにも、あんまりだったので、この怒りを誰かと共有すべくレビュー。好きな人すみません。