酔った勢いで、新作DVDをレンタル。で、酔った勢いで深夜に視聴。
見るんじゃなかった・・・
娯楽じゃない映画って、見るのがこんなにも辛い・・・凄すぎて辛い。『冷血』を書くカポーティの話なんだけど、実際に起きた事件の話をインタビューするときにもう本を書いていて、なおかつそんな話を今映画で見ているわけで、何重にもメタしててどこまでも本当のような気がしてきて辛い。映画ってすごい
本が書かれた背景を全く知らなかったので、映画でざーっと見られておもしろかったですが、あの本がこんな人によってこんなふうに書かれたと思うと、また感想が変わってくるわけでして、テキスト論って技巧論の一つに過ぎないかなぁーとか思ってきてます。
『冷血』読んでないと何のことやらさっぱりな映画なので、やっぱ読んどいてよかったです。本読んだときは、自分に近い問題だと思ってしまいましたが、映画は余りにも遠すぎる。近いから実感のように本当っぽいし、遠すぎて本当らしくもあり、どちらも、とても辛いものです。