『贋世捨人』車谷長吉

すさまじいエゴと、自意識の過剰の半生記で、嫌悪感で気持ち悪いほどなんだけど、読むのが面白い。作家なればこそ、書いたものが面白いんだろうなーと思います。文章書ける人が書くと面白くなるんだよ!
書く才能あればこそこんな人生になってしまうわけで、卵と鶏よろしくわかちがたく、書くことが人生という醜さ、弱さ、汚さ・・・他の人生を選べないし、できるわけもない。超こえー とか言って止めとかないと、考え出すと恐ろし過ぎました。

太宰の後にこれ読んで鬱ゲージが満タンに。